26日、今日も早朝から京都の能楽写真家協会・能楽写真展会場へ向かいます。駅近くには近郊バスツアーの観光バスがよく停まっています。どこへいくのかな、とバスに掲げてあるツアー名を見ると「京都大原三千円」とありました。見直してもやはり「京都大原三千円」です。これは「京都大原三千院」なのでは、と思いましたが、この頃のバスツアーは激安が多いと聞きますので「三千円」なのかもしれないとも思うし、でもでもツアー名に旅行代金まで入れることは無いでしょうから、やはり「三千院」の打ち間違いでしょうね。あのバスは「三千円」のまま「三千院」に行ったのでしょうか。手書きなら書き間違いは少ないのですが、ワープロではつい手が走って間違えたままということもありますから、他山の石にしましょう。それにしても最近のNHK-TVは字幕の誤植が多く、よく訂正のアナウンスがあります。ここもなにかおかしいですね。
能楽写真展の2日目、展示の仕様変更があり、お昼過ぎまで会員と写真展会場で作業。その後初日のJPS展を開催している京都市美術館へ。帰りにアオサギの飛んでいるのを見つけて四条大橋へ行ってみました。いつもは橋のたもとにある京阪か阪急の四条駅から乗るので、鴨川を見ることはなく、ほんの近くにあるのに橋に行くのは久しぶりなのです。アオサギは鴨川の水面すれすれを飛んで、四条大橋の下もそのまま通り抜けていきます。時々木や屋根に留まって休み、また川面を飛んでいきます。アオサギはこのあたりで身近にいる野鳥の中では最大ですので、飛んでいる姿は悠然としていてとても美しい鳥です。
夏の風物誌、納涼床(ゆか)がみそそぎ川の上に架かっています。時間的にこれからという時ですのであちこちで準備をしている姿が見えます。みそそぎ川は人工河川で、かの高瀬川へ流れ込んでいます。一方で鴨川の右岸にも流れていて、そのうちに鴨川へ流れ込みます。みそそぎ川と鴨川の間の土手はもうしばらくするとカップルで一杯となります。これも鴨川の風物誌です。
納涼床は今は店から河原側へ架けられていますが、中世から江戸時代位までは河原に床几を出して涼んだり、お店を出して四条河原は賑わっていたようです。その後河川改修などで中洲が無くなったりして今のようになりました。この鴨川は大都市を流れている川の中でも最も美しく、自然が豊かな川だろうと思います。
27日、今朝も午前4時半頃から生駒山から昇る日の出を待ち受けましたが、生駒山も見えない霞んだ朝でまたも撮影できませんでした。日が高くなってからやっとぼんやりとした赤い太陽が見えただけです。今朝は晴れて好天のはずなのに、と思っていると早朝のNHK-TV報道で、昨今の霞は中国の煤煙のせいだと言っています。だとすればとんだトバッチリですね。(2007.6.27)
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