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東大寺二月堂 修二会 行法

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2月24日お水取り  今駒清則


「お水取り」 壇供搗き  撮影:今駒清則

 24日は別火坊の庫裏で壇供(だんぐ)を作ります。内陣の須弥壇が真っ白になるほど積み上げて観音さまにお供えするためです。とても大掛かりな餅搗きで、なんと二石五斗を蒸し上げて搗きます。直径10センチ余、三合の壇供を千枚も作るのです。諸役が朝早くから始めてお昼頃にはすべての壇供が棚に並べられて上堂を待ち、本行の始めの3月1日に内陣の須弥壇に積みます。
 写真では左手奥のかまどで蒸し、中央の三人の搗き手と一人のこね取りが素早く搗きあげ、写真右では搗きあげられた餅を役人が枠取りしてかたちを作り仕上げます。この壇供は上七日の間に供えられるものだけで、下七日に供えられる壇供は3月5日に湯屋で同じように搗きあげ、8日に須弥壇に供えられます。壇供は修二会が満行した後、修二会や寺にご縁のある方々に下げられます。
 練行衆はいつものごとく別火坊で諸準備に余念がありません。
(なお、別火坊内部は一般の方の参観はできません)


修二会を詳細に記録した今駒清則写真集『南無観』についてはここをご覧下さい。


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