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東大寺二月堂 修二会 行法 |
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2月 | 20日 | 21日 | 22日 | 23日 | 24日 | 25日 | 26日 | 27日 | 28日 | |||||
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3月 | 1日 | 2日 | 3日 | 4日 | 5日 | 6日 | 7日 | 8日 | 9日 | 10日 | 11日 | 12日 | 13日 | 14日 | 15日 | |
3月2日の日中法要まで丁寧に省略無しの次第時で行われます。内陣での法要については後で述べますが、今日は練行衆の参籠宿所を見てみましょう。 練行衆は写真のように狭い自席だけで全てを行います。手を伸ばせばすべてに届く配置です。就寝の時も自席で布団(写真右端)を被れば休めます。実に合理的にできていますが古くからの僧房の姿が伝えられているのでしょう。環境は違いますがインドや敦煌といった石窟の僧房生活をも彷彿としてきます。
宿所には火鉢(炉)がありお茶や暖房に使います。壁には自身の守本尊、中臣祓の幣、観音経と阿弥陀経、黒い襷袈裟、各種の数珠、薬と滓の袋、また役目によって書類などが掛けてあります。 宿所の庭には大きな焚き火が常時焚かれていて、今は水道ですが内陣の油煙で煤けた顔や手などを洗う場も設けています。この庭は童子や仲間がそれぞれの仕事でいつも行き交っており、また朝夕のお見舞いの訪問客やシャバコの待ちあわせの場所にもなっていて賑わう時もあります。(なお、参籠宿所は一般の方の参観はできません)
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