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東大寺二月堂 修二会 行法 |
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2月 | 20日 | 21日 | 22日 | 23日 | 24日 | 25日 | 26日 | 27日 | 28日 | |||||
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3月 | 1日 | 2日 | 3日 | 4日 | 5日 | 6日 | 7日 | 8日 | 9日 | 10日 | 11日 | 12日 | 13日 | 14日 | 15日 |
3月8日、今日からは下七日の法要になります。修二会の始めの練行衆は緊張の連続で、ここ数日に至っては体力的にも疲れてきた時ですが、折り返しを迎えて再び意欲的に勤めます。 午前中は上七日の満行を祝って娑婆の古練が参籠宿所に訪れます。食堂の南側付近では12日の籠松明が童子によって組み立てられています。常の上堂松明よりも大きく重く、また一番外側に杉板で化粧をしますので華やかな松明になります。 お昼の食堂では下七日の授戒が最初に行われます。これはかって上七日と下七日では練行衆が交代していたことから、下七日を籠る練行衆に授戒するためのものでしたが、現在では十四日を通して参籠しますので、食堂での定まった席を下七日では一部変えるのみで授戒をもう一度行います。 授戒の後、食作法、そして日中法要に上堂します。内陣での日中法要の後、須弥壇に積まれていた上七日の壇供を降ろして掃除し、日没法要を勤めます。
夕刻、松明上堂、初夜法要と常のように進行しますが、本日から10日まで勤行の間に護符の牛玉札や陀羅尼札を、木版で刷ったり押捺して手刷りします。墨汁は牛黄を含んだ牛玉墨と香水です。
牛玉札には「南無頂上佛面除疫病/二月堂 朱印(十一面観音種字)/南無最上佛願満足」と書かれています。古からの願いがこもっているのです。この牛玉刷りは後夜法要の間も続けられます。すべてが内陣で行われますので東の局から僅かですが拝観できます。
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