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今駒清則・写真アーカイブ 都賀川増水事故時の雨雲 神戸


2008年7月28日 12時53分 東の空の積乱雲



 2008年7月28日の阪神間は朝から快晴でしたが、午後になって雷雨を伴った真っ黒な雲が西から来襲、神戸市灘区を流れる都賀(とが)衛星写真地図では、流れ込んだ雨水で川が急に増水し、整備された河川敷で川遊びなどをしていた5人が濁流に飲み込まれて亡くなられました。神戸新聞記事

 この時の状況は都賀川のモニタリングカメラなどに記録されており、事故の詳細は土木学会の都賀川水難事故調査団による事故調査報告が京都大学防災研究所・自然災害研究協議会の分科会でされていますので「都賀川水難事故調査について 神戸大学・藤田一郎教授
(PDF)」を、また国土交通省東北地方整備局、仙台河川国道事務所の「水難事故の状況」にある「兵庫県都賀川の事故概要(PDF)」をご覧下さい。
(このアーカイブでの事故状況の時間は藤田教授の報告に拠っています)

 私はこの時の雨雲が異常に黒く、阪神間をスッポリと覆い風景が一変していたのでその時の空を撮影していました。黒雲は神戸市上空から大阪市上空、そして生駒山方向へ移って行ったのですが、撮影していた南海本線堺駅付近もそのうち豪雨になったため視界を失い撮影は続けられなくなりました。都賀川の事故を知ったのはその後数時間を経過してからです。
 その時の雨雲の写真をここでアーカイブし掲載いたします。
 
(写真の空が異常に暗いのですが、デジタルカメラでの撮影からここへ掲載するまでに特別な画像処理は行っていません。できる限り忠実に再現するよう細心の注意を払って写真データを作成しています。)

(2009年7月24日 今駒清則)

2009年7月28日(火)朝日新聞夕刊に
「『ゲリラ豪雨』兆候撮影」として紹介されました。

都賀川の現状


写真をクリックすると拡大し、矢印で次に進めます

都賀川増水事故時の雨雲

11時53分

東の空

14時25分

大阪市中心部
難波方面の上空

14時26分

大阪市・大阪城
天王寺方面の上空
14時27分 明石海峡大橋方面の上空

14時28分

都賀川を中心にした
阪神間の上空

14時30分

尼崎市・西宮市
武庫川方面の上空

14時31分

伊丹市、尼崎市方面の上空

14時33分

都賀川
大阪南港方面の上空

14時36分

都賀川周辺に降雨

14時37分

神戸市中央区方面上空

14時42分

雨水が都賀川に流入

10

14時43分

神戸市中央区方面上空

14時44分

15時00分

15時10分

都賀川の水位上昇

都賀川の水量が最大

水量減少、遊歩道が見えるようになる

11

18時40分

東の空に虹
12

18時57分

西の空に夕焼け
13

20時52分

南の空に稲妻


写真撮影方向 阪神間地図  (地名は写真関連のみ、数字は写真番号)


都賀川の現状


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