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近況 2012年5月


旧大阪中央郵便局 解体工事始まる


旧大阪中央郵便局の解体工事  2012.5.1 撮影:今駒清則(Nikon S3300で撮影)
Demolition of the old Osaka Central Post Office. Photo : KOMMA Kiyonori

5月1日
 JR大阪駅の西隣、吉田鉄郎が設計し1939(昭和14)年に竣工した大阪中央郵便局。旧東京中央郵便局と同様に高層ビルへ建替えるために4月から解体工事が始まりました。優れたモダニズム建築の貴重さから保存運動があるのですが、日本郵政はまったく耳を貸さないようです。


 

近江路 田水張る


近江の農村 滋賀県多賀町敏満寺  2012.5.4 撮影:今駒清則(Nikon S3300で撮影)
Rural landscape of Omi-ji. Photo : KOMMA Kiyonori

5月4日、みどりの日
 飛騨高山へ向かう途中、名神高速道路・多賀SAで休憩。SAから豊かな田園が広がる近江の農村が望めました。田水を張られた田には田植の準備をする姿があちこちに見えます。
(コンパクトカメラ Nikon COOLPIX S3300で撮影)


 

スーパームーン 2012


スーパームーン 2012  2012.5.7 撮影:今駒清則
The Super Moon 2012. Photo : KOMMA Kiyonori

5月7日
 2012年5月6日は満月ですが今年最も大きく見えた満月でした。これは月の軌道が楕円なので5月6日〜7日に月が地球に近づいてきたために大きく見えたわけです。遠くて小さな月の時よりも14パーセントも大きく見えるのでスーパームーンと呼ばれています。
 写真は4月28日に撮影した三日月と、今日5月7日に撮影した満月を重ねたものです。撮影したレンズは同じものですから月の大きさが違っているのがわかります。


 

日本写真芸術学会年次大会 2012

2012年度の日本写真芸術学会 年次大会が6月9日(土)に開催されます。午前中は学会総会、午後から研究発表会で7本の発表があります。研究発表のタイトルと発表者は以下の予定です。

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平成24年度 日本写真芸術学会年次大会

日時 2012年6月9日(土)

会場 東京工芸大学・中野キャンパス・芸術情報館

●通常総会  11:00

●研究発表会  13:00
 発表1
(論文口述) 「表現領域としての夜光写真の可能性」
                 山下 晃伸 
東京工芸大学大学院芸術学研究科

 発表2 (論文口述) 「澤田知子シャッターを切らない写真家」
                 アナト パルナス 
日本大学大学院芸術学研究科

 発表3 (論文口述) 「現代写真表現におけるアプロプリエーションについて」
                 佐藤 英裕 
日本大学芸術学部写真学科

 発表4 (論文口述) 「金丸重嶺研究−新興写真と戦前の初期写真教育を中心に−」
                 鳥海 早喜 
日本大学大学院芸術学研究科 
   
休憩  15:00〜15:20

 発表5 (論文口述) 「日本のピクトリアリズムにおける小川一真の位置」
                 打林 俊 
日本大学大学院芸術学研究科

 発表6 (論文口述) 「近代写真印刷技術の変遷と内親王をめぐるイメージ表象の変容」
                 研谷 紀夫 
関西大学総合情報学部

 発表7 (調査報告) 「J.N.ニエプスとL.J.M.ダゲールの制作物について」
                 横江 文憲 
写真史家

●学会賞授与式  17:10〜17:30

●懇親会  18:00

お問合せは


日本写真芸術学会
176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1 日本大学芸術学部写真学科内
TEL 03-5995-8858 / FAX 03-5995-4721


 

奈良 薪御能 2012

5月19日
 新緑の季節、奈良の「薪御能」が18日(金)、19日(土) に好天のもとで行われました。以前は5月11日、12日と日が決っていたのですが、昨年から5月第3金曜日、土曜日へと変更になっています。


薪御能 2012 「咒師走りの儀」の「翁」金春穂高ほか  2012.5.18 撮影:今駒清則
Takigionoh 2012, "Okina" of "shushihashiri ceremony". Photo : KOMMA Kiyonori

 「薪御能」一日目の5月18日、午前11時から春日大社の舞殿で「咒師(しゅし)走りの儀」で、三人の翁や延命冠者、父尉が現われる「翁 十二月往来(じゅうにつきのおうらい)」が演じられます。古式の「翁」で、春日社頭での「翁」はすがすがしくも荘厳な雰囲気で、ここでしか味わうことができないものです。


薪御能 2012 「南大門の儀」の能「胡蝶」金春安明ほか  2012.5.19 撮影:今駒清則
Takigionoh 2012, "Kocho" of "Nandaimon ceremony". Photo : KOMMA Kiyonori

 午後5時30分からは「南大門の儀」で奈良公園・登大路園地(旧興福寺境内、奈良県庁前)で薪御能です。元々は興福寺南大門跡で行われていましたが、南大門跡整備中のため近くへ場所を移しています。早く元の南大門跡で見たいものです。


薪御能 2012 「御社上りの儀」の能「春日龍神」金春欣三ほか  2012.5.19 撮影:今駒清則
Takigionoh 2012, "Kasuga-ryujin" of "Miyashiro-agari ceremony". Photo : KOMMA Kiyonori

 「薪御能」二日目の5月19日は午前11時から春日大社若宮拝の舎で「御社上り(みやしろあがり)の儀」。若宮社を背にして常の能とは逆の演技が見られるなどと珍しい能です。


薪御能 2012 「南大門の儀」の薪  2012.5.18 撮影:今駒清則(Nikon S3300で撮影)
Takigionoh 2012, "Flame of firewood" in "Nandaimon ceremony". Photo : KOMMA Kiyonori

 二日目も「南大門の儀」は能一番終了後に興福寺僧兵により舞台前に設えた薪に火入れされ、引続いて狂言と能各一番が演じられます。

 今年の「薪御能」の演目と主な演者は
一日目 5月18日
 「咒師走りの儀」 「翁」金春穂高
 「南大門の儀」 宝生流「加茂」辰己満次郎、大蔵流「伯母ヶ酒」茂山あきら、観世流「頼政」観世喜之
二日目 5月19日
 「御社上りの儀」 金春流「春日龍神」金春欣三
 「南大門の儀」 金春流「胡蝶」金春安明、大蔵流「清水」茂山千三郎、金剛流「車僧」金春永謹

 なお「薪御能」の写真・ビデオ撮影には主催者と演者の許可が必要です。掲載の写真は許可を得て撮影しています。


 

金環日食 2012.5.21


金環日食 2012  2012.5.21 07:29:55 大阪市 撮影:今駒清則
Annular solar eclipse 2012, OSAKA. Photo : KOMMA Kiyonori

5月21日
 幸いに晴れてきて金環日食をきれいに撮影できました。リングにムラが見られるのは薄雲がかかっているからです。

 


金環日食 2012 のベイリー・ビーズ  2012.5.21 07:31:04 大阪市 撮影:今駒清則
Baily's beads of Annular solar eclipse 2012, OSAKA. Photo : KOMMA Kiyonori

 月が太陽と内接する時に月の山や谷の高低が隙間となって太陽の光がこぼれてきます。ビーズのような感じになることから、解析した天文学者の名前を付けてベイリー・ビーズと呼ばれています。写真下は上の写真の部分です。


金環日食の軌跡   2012.5.21 06:29〜08:59  撮影:今駒清則
Trajectory of the annular solar eclipse, May 21, 2012. Photo : KOMMA Kiyonori

 太陽が欠けて行き、元に戻るまでの軌跡です。大阪での月食の始めは6時17分でしたが、その頃はあいにく雲があり、太陽が見えたのが6時29分でしたのでそこから始まり、7時29分前後の金環日食、そして日食が終了する8時54分(撮影は8時59分まで) の間を5分間隔で撮影したものです。太陽の大きさが多少違い不規則なのは雲がかかって太陽の一部が見えない時があったためです。


日食時の影   2012.5.21 撮影:今駒清則
Shadow at the solar eclipse. Photo : KOMMA Kiyonori

 日食時の影はかなり変わった影になります。輪郭のボケ方が片側はほぼ普通、反対側は複雑に滲んでいます。これは光源(太陽)の形が変形(三日月型)になっていたためで普段では見られない現象です。また光が部分的にこぼれたところはその時の太陽の形が出ます。ピンホール(針穴)で結像する現象です。なので日食の太陽を手中にすることができました。
 写真画面が赤っぽいのは日食のために太陽光の色温度が低下したためではないかと思われます
( 5500°Kで撮影)


 

曲げようじ「歯っとりくん」 良い製品なのに・・・


「歯っとりくん」のパッケージ  2012.5.25  撮影:今駒清則
Package of "Hattori-kun". Photo : KOMMA Kiyonori

5月25日
 歯間ブラシは歯茎を突いたり、糸ようじは上手く歯間に入らなかったり、ちょっと外れると歯茎が切れたりしそうで嫌だったのですが、かなり前に偶然「歯っとり
くん」という曲げようじを見つけて購入、これが私にはとても良いのです。一方は曲っていて前後から歯間にスムースに入ります。それでこれを長らく使っていたのですが、残りも少なくなったので購入したお店で尋ねたところ品切れ、あちこち探したのですがさっぱり見つからず、webで検索してもどこも販売している様子がありません。

 仕方ないのでメーカーの服部樹脂さんのホームページを訪ねたところ、販売不振で5年前に生産・販売中止したとのこと。しかし、しかし、ありがたいことに探し求めていたその「歯っとりくん」をサンプルとして無料でいただけるキャンペーン中。早速お願いしたらなんと翌々日に「歯っとりくん」が50本も到着。これで多分生涯使使い続けられることでしょう。というのはこの一本だけで丁寧に使えばかなり長い間使い続けることができるのです。(注:曲った方の先端は二股になっていて、使っているとヨレてきます。そうなったらカッターナイフで二股の一方を切り落として爪楊枝風に整形します。材質が良いので加工し易く自分の好みに整えればさらに使いやすく長く使えます)
 たしか10本入りで105円だったと思うのですが、この価格で長持ちしたら次が売れずに利益がでないのは当然です。思惑違いでメーカーさんも困ったことでしょう。良い品なのに姿を消さざるをえない、という矛盾した出来事でした。なおこの製品のネーミングは社名とかけてあるのでしょうね。メーカーさんどうもありがとうございました。なおパッケージの写真は開封してある状態での撮影です。


 

ちょっと夏らしく


生駒山に入道雲  2012.5.27  撮影:今駒清則
Thunderhead over the Mt.Ikoma. Photo : KOMMA Kiyonori

5月27日、日曜日
 気温が低かったり雨模様の日が続いていましたが、それでもちょっと夏めいてきました。梅雨入りするのも間近でしょう。今日は生駒山の上空に入道雲が、でもまだ控えめですね。


 

晴れ・くもり・雷鳴・くもり・雨・落雷・晴れ・虹・半月


泉南方面へ落雷  2012.5.29 16:42  撮影:今駒清則
Lightning strike to the district Sennan. Photo : KOMMA Kiyonori

5月29日
 不安定なお天気が続き、一日に「なんでもあり」の日でした。午前中は晴れから曇り、それに雷鳴。また晴れましたが夕方に雷雲が来て降雨と落雷。


東の空に虹  2012.5.29 17:39  撮影:今駒清則
Rainbow comes into the eastern sky. Photo : KOMMA Kiyonori

 雨が降っていて西の空が晴れてきたので、これは虹が出るかも、と待ち構えていたら雲間から夕陽が射し東の空に虹が立ちました。


上弦の月  2012.5.29 20:14  撮影:今駒清則
Quarter moon. Photo : KOMMA Kiyonori

 雷雲は東へ移って雲が切れ、上弦の月が姿を見せました。目まぐるしいお天気の一日でした。


4月 2012年5月 6月