阪神・淡路大震災の写真記録 震災の街 7 今駒清則のお知らせページ HOME
2016
21年目の阪神・淡路大震災の日、芦屋市西部の下町、津知町の公園に設けられている慰霊碑「絆」には、絶えることなく町内の人たちのお参りが続いていました。寒い日であったためか公園で遊ぶ子どもも少なく、静かな町の佇まいです。
兵庫県南部地震では津知町の9割程の家屋が損壊し多数の犠牲者が出ました。そして町内の人たちの避難所となったこの公園で、テント暮らしが長く続きました。
大地震の時、この町の木造家屋はほとんど残らず倒壊しました。ここでも一階が潰れて二階建て家屋が平屋のようになり、共有の道路も家屋で塞がれてしまいました。写真左の家屋では男子高校生(16)が下敷きになって亡くなっています。(2016年1月17日記)
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