ホームページを見ている時、小さな文字では見にくかったり、Windowsでは文字が潰れてしまっていることがあります。

　基本的には使用しているウエブ・ブラウザーの環境設定などで自分に合った文字の大きさに設定変更すれば良いのですが、ほとんどの方がデフォルト（パソコンを購入した時そのままの設定、初期設定）で使用されていることが統計で出ています。

　ウエブ・ブラウザーは現在多種あり、同一ホームページを見てもそれぞれに文字の大きさや色などの表示が違います。従ってホームページを作成する時には現在良く使われているウエブ・ブラウザーに合せて作成します。WindowsであればInternet Explorer、MacintoshであればSafariの使用が多いのですが、残念なことにこのどちらにも合わせることは難しいのです（一部は強制的に文字サイズなどを変更できないように作成できるのですが、不便なことを与える場合がありますのでそれは避けています）。

　私の場合はMacintoshで作成していますのでSafariに合せていますが、これをWindowsのInternet Explorerで見ると散々なページになっていることがあります。そこで両方であまり破綻しないように調整しているのですが、それでも十分ではありません。

見やすくする方法（Windows）

　そこで現在よく使用されているウエブ・ブラウザーの文字の表示を調べて見ました。環境設定などはデフォルトのままで変えることなく、簡単に文字の大きさを変えて見やすくする方法です。

　結論から言えば、

Windowsのキーボードにある「Ctrl」のキーを押しながら、マウスのホイールを回転させると、簡単に文字の大きさが変わります（Internet Explorer7、OPERA9.、Flock1、Firefox2、Safari3、Netscape9）。

　これで読みやすい大きさにしていただければ良いのです。ついでですが「Shift」キーを押しながらホイールを回すと、今まで見てきたページに戻すことができます（Safari3以外）。

Macintoshでは何もしなくても良い

　MacintoshのOS Xでは表示文字が非常に綺麗にスムージングされていますから特に操作しなくても最小文字でも良く読めます。簡単に文字を大きくしたい場合は、MacintoshのFinder機能を利用して、同様に「control」のキーを押しながら、マウスのホイールを回転させれば画面全体を拡大できます。これはウエブ・ブラウザーを使う時だけでなく、いつでも拡大できます（縮小はできません）。

　もしこれで拡大ができないようでしたら＜ システム環境設定 / キーボードとマウス/マウス / 次のキーを押しながらスクロールホイールで拡大、縮小 ＞をチェックして下さい。

ブラウザーのメニューでは

　ウエブ・ブラウザーの「表示」メニューから「拡大」「縮小」とか、「ズーム」で文字の大きさを変更できます。キーボードでは「command (Appleマーク)」キーと「+」か「-」を押せば拡大・縮小します。

Windowsの文字を滑らかにする

　Windowsの文字表示は文字がカクカクとした（ドットがはっきりした）文字で読みにくい場合がありますが、次のように設定変更をすると見やすくなります。ただし小さな文字はボケて読めなくなります。

＜コントロールパネル ／ 画面 ／ デザイン ／ 効果 ／ 次の方法でスクリーンフォントの縁を滑らかにする ／ Clear Type＞

ブラウザーを変えてみよう

　Windowsのウエブ・ブラウザーを、いつも使っている古いInternet Explorerを止めて新しいバージョンにするか、OPERAや、Firefoxに変えると非常に見やすくなります。これらは先進的なウエブ・ブラウザーです。

　これらのウエブ・ブラウザーはいずれも無料でダウンロードできますのでお薦めします。（但し、アクセスしたサイトによってはInternet Explorerでないと正しくアクセスできなくしている場合がありますので、他のブラウザーをインストールしても念のためInternet Explorerは削除しないで残しておきましょう）

　WindowsとMacintoshの各種ウエブ・ブラウザーが文字表示などにどのような機能があるかの一覧を作成しましたので参考になさって下さい。