受賞作品展覧会開催決定!

瀞峡(どろきょう) フォトアワード2006 自然賛美・写真コンテスト審査結果

審査風景

瀞峡
審査が行われたのは、11月17日(金)。会場は南海電気鉄道株式会社の本社会議室にて行われました。審査は予定時間を大幅にオーバー。審査員の先生方も、真剣な眼差しで作品を見つめ、熱い口調でご意見を交わされながら、一作品一作品丁寧に評価いただき、審査は厳正に執り行われました。

ファーストステップとしては、会議室に並べられたすべての応募作品に先生方が目を通されました。そしてそれぞれの先生方が個々に気になった作品、目に留まった作品に付箋マークを付けていっていただきました。3人の審査員全員の3枚付箋のついた作品もあり、1枚だけ付箋のついた作品もあります。
セカンドステップは、最終審査。その付箋の付けられた作品を集めて別室に移動し、そこで先生方が討議。テーマ毎に最優秀賞、優秀賞、佳作が決められていきました。

先生方のお話を小耳に挟んだところ、最近のフォトコンテストでは女性が上位の賞をとることが多く見かけられるとのこと。そういえば女性対象の写真教室やセミナーも多く見かけます。カメラがマニアックな趣味から身近な趣味になってきた事、高性能なデジタルカメラも身近な存在になってきたのも裾野を広げた要因かも知れません。さらにいえば、携帯電話のカメラ機能によって写真を撮る機会が圧倒的に増えたこともあげられるでしょう。

今回の『瀞峡フォトアワード2006』は【自然賛美】を大きなテーマといたしました。しかし実際に応募いただいた作品を拝見させていただくと“いわゆる”風景写真が大半を占める結果となりました。もちろんそれはそれで、非常に美しくきれいな写真なのですが、そこからもう一歩踏み込んだ、あるいは、もう少し多様性のある視点、さまざまな切り口で【自然賛美】を捉えた作品があっても良かったように考えております。

「もう少し構図をシビアにしていれば」「ピントが少しあまい」「きれいなだけで作者の意図が伝わってこない」・・・。
最終審査では、先生方の厳しく且つ写真に対する愛情が感じられる議論が長時間続き、先生方の写真の作品に対するご意見を聞くにつれ、写真というものは奥の深いものだということを再認識いたしました。

審査が終わったあとは、審査員の先生方の顔にお疲れが見える程。真剣に取り組んでいただき主催者としても感謝の念を禁じ得ませんでした。

今回入選された方々、おめでとうございました。入選された方も、そうでない方も、ぜひとも次回もご応募いただきますよう改めてお願い申し上げます。