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12月2日。12月になりました。里山はまだ彩り豊かです。
桜の葉がほとんど落ちて冬支度です。
3日。締切日の過ぎた二つの仕事を半徹夜で仕上げて送稿し今日は休息です。朝早くはおだやかな空。
低気圧の接近で雲行きが怪しくなってきました。午後から黒雲になって突風が吹き、時々建物に当たってドーンと大きな音がします。珍しい現象です。それでやはり各地で風の被害が出た報道が続いています。 4日。展覧会が終了間近なので朝からまとめて博物館巡り。まずは堺市博物館がある大仙公園へ。大仙陵古墳(伝仁徳天皇陵)の外周にある三重目濠の堤の雑木がまだ紅葉していてきれいなので立寄ると水面にカモがたくさん集まっていました。しばらく観察と撮影、これは後ほど写真を掲載します。 堺市博物館では「百舌鳥古墳群 その出土品からさぐる」で、主に大仙陵古墳周辺古墳の出土品の展示、特に新情報はなく平凡な展示でした。
大仙陵古墳(伝仁徳天皇陵)の拝所へは二重濠外側まで入れます。小山ほどある大きさを実感します。
一番外側の三重目の濠は周囲を周遊できます。江戸時代までは埋もれていたのですが整備して復元しました。立ち入りができないので自然豊かで野鳥も多く飛来します。
紅葉が映える水面にカルガモの群れが来ていました。
見ているとなかなか面白い生態です。濠の底の水草を採るためになんとバク転して潜ります。
数が多いのでこの辺りに住みついているカルガモかもしれません。
水濠に溜った落葉をしきりに食べていました。良いえさ場なのでしょうね。
陪冢の孫大夫古墳の前方部。帆立貝式の古墳の形がよくわかりますが、田畑に埋もれていたのを発掘し復元、公園化したものです。左端は大仙陵古墳。
6日。このところ暖かい日が続いてちょっと変ですが明日からは寒気が南下して寒くなるようです。里山の雑木はまだまだ彩りが豊かです。
通りがかった池にカモが飛来していました。マガモのようです。
こちらはこの池に住みついているらしいマガモ。近づいても逃げませんがジッとこちらを注視しています。
9日。朝の西方、六甲山方面に巨大な雨雲が現われました。降雨を予想させる突風も吹いて、雲はだんだんと近づいてきます。時々雲間から照らす朝日に雨足がくっきりと浮かび上がりました。
幸い撮影地点には強い雨はなく、その向こうに降っている雨をスクリーンとした大きな虹が一瞬現われてすぐに消えていきました。よく見ると二重の虹で地平付近は見事に鮮やかな虹色です。ほんの少しの間、近くに雨が降った時は手を伸ばせば届くような所にまで虹が立っていました。撮影は超広角のレンズでもフレームに納まらなかったので左右二枚を撮影してパノラマ合成した写真です。 寒気の南下で不安定な天候なので各地のライブカメラを見ると、金剛山は昨日が初雪でうっすらと積雪、奈良も初雪、飛騨・高山も4日に初雪で今日は午後から雪降りの様子。いよいよ冬将軍の到来です。
10日。昨日は虹の写真を掲載するだけで終わってしまいましたが、その続きです。
12日、日曜日。久しぶりにゆっくり調べ事をした日曜日です。と言ってもしなければいけないことはあるのですが、気になる歴史的なことが引っ掛かっていてなんとか解決したいので、それを優先して一日中調べ事で過しました。おかげで一件落着。いずれここに掲載します。 ベランダで鉢植えにしているカタバミの一つが巨大な葉になっていました。ビックリです。それでマクロレンズで接写。レンズは昔のOLYMPUS OM用のZUIKO AUTO-MACRO F3.5 50mmでEOSに着けていますが、デジタルでも実に見事な描写力です。
今日はいろいろな雲が往来しました。午後に一刻幻日が現われましたが平凡な写真なので割愛。明日からお天気が悪くなるためか飛行機雲が何本も残っていて大空に五線譜です。
14日。昨日の雨が上がったので、遠くにある金剛山系からは立ち登る山霧が積乱雲となっていました。
あまり寒くないので夜にオリオン座付近にカメラを向けてふたご座流星群を狙ってみました。すぐにオリオン座の下を北から南へ長い時間(約1.5秒ほど)輝いて流れる星を見ましたが、撮影している画面より下だったので残念ながら写りませんでした。下の方は街の明りで画面がカブってしまうので上の方を写していたからです。 17日。昨日から寒さが厳しくなりました。最高最低気温計では昨夜3度を記録しました。昨冬の最低温度と同じです。ライブカメラであちこちを見ると北陸から北は雪景色です。飛騨・高山、白川郷も雪景色。白川郷はリアルタイムのライブカメラで、朝日に照らされて積もった雪が枝から落ちるのも見えます。でもお昼過ぎに見ると雪はかなり融けていました。 金剛山の雪 2010.12.17 8:59 金剛山LiveCamera 金剛山のライブカメラもリアルタイムです。ここしばらく雪景色で、朝の気温はマイナス4.7度でした。大阪から見ても山肌がかすかに白くなっているのがわかります。
18日。日本写真芸術学会の学会誌最新号が発行されました。この目次は「日本写真芸術学会の催し」をご覧下さい。なお簡単に目次をここに掲載します。
また最近に日本写真芸術学会の公式ホームページが開設されました。学会誌バックナンバーの目次、活動内容、入会案内、学会誌投稿、年次大会発表関連の資料も収録されています。 日本写真芸術学会 http://www.jsahp.org/
19日、日曜日。朝は薄雲が広がっていたので幻日が出るのではないかな、と思って見上げるとやはり微かですが幻日が現われていました。太陽の左右に疑似太陽が虹色を伴って現われる現象です。薄い筋雲が風に流されると幻日は消えてしまいました。
午後は京都の金剛能楽堂へ。例年は能の始まる前に全国高校駅伝の選手が金剛能楽堂前の烏丸通を走るのですが、今年は一週間遅い26日なので今日の烏丸通は静かなものです。
20日。ちょっと暖かい日、通りがかりにハナミズキの冬芽(とうが)が見えました。
明日は月出から満月の皆既月食。予行演習で今夜の十五夜月を撮影。クレーターの起伏も見えました。十五夜は満月とは限らないので明日は十六夜の満月です。ですが天気予報は午後から雨降りの予報。そうなったら残念ですね。
22日。今日は冬至。ですが暖かい日でした。太陽の高度が低く影が最も長くなる日です。寒さに弱いベランダのコリウスなどを室内に入れて越冬準備完了。後はしめ飾りなど正月迎えの準備です。
24日。本格的に寒くなりました。北陸から北は雪降りの様子。大阪は日中霞んでいましたが夜になってクリアとなり、月の出がきれいでした。国内線の旅客機は低い月を背景に大阪空港へ向かっています。
25日。今日は大阪の気温も低く日中も4度前後で風が強く初雪がチラチラと舞う冷たい日でした。荒れたおかげで空は千変万化です。
雪雲は和泉葛城山から金剛山系にかけて小雪を降らし霞んでいます。
夕方、カモメの群れが強い風で翻弄されたように翔びながら海へ帰って行きました。 富士山上の「つるし雲」 2010.12.26 07:50 山中湖村 LiveCamera から (右は中央部分の拡大)
26日、日曜日。昨日は荒れたお天気だったので朝からライブカメラで各地をチェック。北国はどこも雪景色。飛騨・高山の街も白くなっています。スキー場はこれで一安心で年末年始は賑わうことでしょう。
金剛山の雪 2010.12.26 16:21 金剛山 LiveCamera から 金剛山頂のライブカメラも雪景色で山肌は霧氷の様子。
金剛山は大阪からは遠くて霞んでいるのですが望遠レンズで見るとやはり白くなっています。金剛山から大阪に向けたライブカメラのリアルタイム映像をパソコンで見ながら、その金剛山を大阪から同時に見るという楽しみもあります。
昨日ほど冷たくはないのですがそれでも一日中雪雲があちこちで足をのばしていました。
28日。立寄りで書店巡り。大阪・茶屋町に大型書店が先日開店した(Asahi.com「大阪・キタに日本一のメガ書店 ジュンク堂&丸善共同で」記事)ので早速行ってみました。以前はJR大阪駅前のジュンク堂書店か旭屋書店の後、阪急梅田の紀伊国屋書店、阪急古書のまちという順で、各書店にはPCで目的の本が検索できるようになっているので、検索して本があれば書棚に直行、在庫がなければ次へというのでしたが、最近はAmazonか日本の古本屋での購入が多く、書店巡りは久しぶりです。
そのロフトの隣りに新書店が開店していました(衛星写真地図)。ビルはチャスカ茶屋町で、その地階から7階までがMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店です。東京・渋谷・東急百貨店、広島・天満屋八丁堀店に続いての開店で延べ2千坪とか。入口からエスカレーター付近の上から下まで全国の出版社から寄せられたお祝いの花がいっぱい。表に出してあった花は持ち帰られたのかスタンドだけになっていました(祝い花の持ち帰りは地域によって違うようですが、どうも大阪でもされているようですね)。 31日。今年もご愛読ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎え下さい。 |
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