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近況 2011年12月


冬近し


ハナミズキの実 2011.12.1 (携帯電話カメラ)撮影:今駒清則

12月1日
 12月に入りました。ハナミズキが葉を落として赤い実だけになって寒空に揺れています。例年この頃に金剛山が初冠雪ですからボチボチ冬支度をしましょう。


里山の色づき


南河内 二上山の紅葉 2011.12.3 撮影:今駒清則

12月3日
 南河内の里山が色づいて最もきれいな時です。あと数日でさめてしまい、だんだんと淋しい風景になります。写真右下の白いものはこの付近で多く栽培されているブドウの雨よけ被覆です。


 

<アーカイブ  西本願寺の大イチョウ


<アーカイブ> 京都 西本願寺 大イチョウ 1970 撮影:今駒清則

12月7日
 1970年代に仕事で京都を撮影しました。時々はそれらの中から<アーカイブ>として掲載するつもりです。撮影から40数年を経て4x5カラーフィルムの多くは褪色して真赤な色になってしまっていますが、デジタル復元で見られるようになりました。
 今回は時節柄西本願寺御影堂前の大イチョウです。現在、背景の御影堂は長年の大修復を終えて復旧されていますが、大イチョウは撮影後40年の時間を何も感じさせない姿でいます。


 

飛行機雲


クロスする飛行機雲 2011.12.7 撮影:今駒清則

12月8日
 早朝大空いっぱいに大きく描かれた飛行機雲、カワウのつがいたちが餌場へ飛んで行きます。


 

2011 皆既月食


皆既月食 2011.12.10 23:36 撮影:今駒清則

12月11日、日曜日
 昨朝気温計を見ると最低気温が2度Cになっていました。もう昨年の最低気温より1度も低い寒さです。寒さのおかげで昨夜の皆既月食はとても奇麗でしたが気温は5度C。とても寒い風が吹く中で観測で、撮影をしていると指先が痛くなってきました。
 皆既月食は地球の影が月の中心を少し外れていたために片側が少し明るかったのですが、赤い月を53分も見ることができました。その時間は地球と月の大きさを実感した時でもあります。
 ただ大阪では雲がかかかっていて、皆既食が始まる直前の22時50分になってやっと雲が切れ、なんとか皆既食からは支障なく見ることができました。webの皆既日食中継で見ると明石市では半影食ころから晴れてきたのに、大阪では運悪く帯状の雲がずっと続いていたためです。


部分月食 2011.12.11 0:50 撮影:今駒清則

 皆既食が終わって復するまでは雲も無く、赤から輝く白へ変わって行く月を名残り惜しく見ていました。半月になった時、いつもの半月の影は直線ですが、部分食では地球の丸みが影になって投映されて曲線になり、それも地球の大きさを見せてくれました。

 

 


webでの皆既日食中継(Mac=Safari画面)

 

 webではあちこちで皆既月食中継をしていて、「明石月食中継プロジェクト2011」(astro135ch)(写真左)は映像はさほどでもなかったのですがトークが楽しく情報満載でした。他に「銀河の森天文台」(Rikubetsu-ginga)など多くがUSTREAMを利用して提供しています。中でも微動だにしない見事な月の中継映像を提供していたのは名古屋市科学館の「現在の月」「現在の空」(写真右)。残念だったのは「富山市天文台」で「現在、雨のため月は見えない状況です」と表示して雨空を映していたことです。富山市の皆さん、残念でしたね。でもまた来年6月4日に部分月食、2013年4月26日と2014年4月15日にも部分月食、そして2014年10月8日と2015年4月4日に皆既月食があるので楽しみに待ちましょう。

 参考のためにこの日の皆既月食の時刻を掲載しておきます。

2011 皆既月食 2011年12月10日(土)〜11日(日)   半影食の始め 20:31 部分食の始め 21:45 皆既食の始め 23:05 皆既食の最大 23:31 皆既食の終り 23:58 部分食の終り 01:18 半影食の終り 02:31  


 

雑木の彩り


水面 2011.12.12 撮影:今駒清則

12月12日
 ホシハジロが渡ってきた池の水面に名残りの紅葉が映えていました。


 

虹の花


虹の花 2011.12.14 撮影:今駒清則

12月14日
 久しぶりに晴れわたって暖かい日、大阪では日中は15度ほどもありました。ベランダに置いてあった水の入ったペットボトルに日が当たり壁にきれいな虹の花を映していました。
 ただ午後に地震で少し揺れ、震源地近くに住む兄弟にメールを入れましたが、震度4ながら何事もなかった由、どうもあちこちで揺れる日本です。
 今夜はふたご座流星群が極大になりますが、大阪はかなりガスっていて、街の明りで空が明るく、また月もあってどうも流星撮影は難しそうです。


 

ふたご座流星群 2011


オリオン座を横切るふたご座流星群 2011.12.14 21:54 撮影:今駒清則

12月15日
 昨夜の大阪の空は霞んでいて街の明りでかなり明るかったのですが、20時ごろからややクリアになってきたのでふたご座流星群の観測と撮影をしました。先日の皆既月食の時とは違いあまり寒くなかったので助かります。
 20時過ぎに東の空へカメラをセットして間もなく明るく長い流星が流れました。が撮影画面の少し下を通ったのでこれは残念なことに写りませんでした。その後21時54分にオリオン座を横切る流星
(掲載写真)が、23時10分、23時19分、23時27分と流星をキャッチしましたが、日が替わる頃から薄雲がかかり、最も期待していた時間の2時にはほとんど星が見えなくなってしまったのでそこで打ち切りました。
 次は22日にこぐま座流星群があります。暖かければまた観測してみましょう。


 

冷え込んだ日のライブカメラ

12月17日
 各地に雪が降ったとのニュース、大阪は晴れていますが寒く空は典型的な冬空。そこで朝からライブカメラであちこちを巡回。大阪の金剛山頂は-5度Cでうっすらと雪景色。初冠雪は12月8日だったとのこと。

 


雪の飛騨高山 宮川の朝市 2011.12.17 高山印刷(株)提供ライブカメラ映像から

 飛騨高山のライブ映像も雪景色、宮川沿いの朝市のお店は土曜日なのに少しだけでした。

 


雪の白川郷 2011.12.17 白川村提供ライブカメラ映像から

 山あいの白川郷、ライブカメラもたっぷりの雪景色。降り続いているようです。飛騨では12月9日が初雪だったようで、本格的な冬に突入です。


 

日本写真芸術学会誌 平成23年度第2号の発行

 

12月20日
 日本写真芸術学会の学会誌が発行されました。目次のみご紹介します。

 

日本写真芸術学会誌 平成23年度 第20巻・第2号
平成23年12月15日発行

巻頭言: 写真とイメージ 百瀬俊哉

特別寄稿:写真技術史・その進化と変遷を探る 石井鐵太

研究:  『写真新報』にみる小川一眞の活動 明治20年代を中心に 岡塚章子

     日本の動物写真 岩合光昭を中心に 林司

報告:  写真愛好家の関西の撮影 栗政幸一
     (第7報舞鶴から京都・兵庫・徳島を縦走、写真と俳句の旅)

編集後記:鈴木孝史

日本写真芸術学会


 

冬空


淡路島の空 2011.12.23 撮影:今駒清則

12月23日。祝日
 昨夜はこぐま座流星群の撮影をしたのですが途中で厚い雲が来て中止、寝る頃になって空が晴れてきて運の悪いことでした。
 このところ気温の低い日が続き、時々雪雲らしき雲が遠くを通ります。今日のテレビ映像では京都・洛北は雪降りだったようですが、大阪はまったくその気配は無し。まず穏やかな祝日でした。しかし明日からは厳しい寒さがくるようです。

 このクリスマス前は「ジングルベル」の音楽一辺倒なので街に出るのは嫌いなのですが、必要があって珍しく出かけ、帰りに100円均一ショップに立寄り。これがどうしたら100円でできるのかという不思議な世界でしたが、つい30点ほども購入。帰ってそれぞれ必要なところに置くと3,000円余も購入したのにまったく存在感も充実感も無い買い物だったことに改めて気がつきました。


 

里山のカモ


カモたち 2011.12.26 撮影:今駒清則

12月26日
 里山の池にカモが増えました。いろいろなカモが仲良く泳いでいます。マガモ、カルガモ、ホシハジロなどです。夜は危険を避けるためで池の真ん中で寝ているのかと思ってましたが岸近くに集まって寝ていました。近くなので撮影はできるのですが、フラッシュを焚いて寝ているのを起こしては悪いので撮影は止めました。


 

虫食いのように


ビル解体 2011.12.27 撮影:今駒清則

12月27日
 近くのビルの解体が本格化しました。部品を外すようにして解体するのかと思っていたのですが、どんなものでも重機でガリガリと噛み切るようにして瓦礫やスクラップにしています。いずれはスクラップにするのですから解体現場でスクラップにして運ぶほうが手間がいらないのしょう。アオムシが葉を端から食べていくようにビルが食べられています。


 

今日は雲になる


大阪・南港スカイタワーの排煙 2011.12.28 撮影:今駒清則

12月28日
 寒空が続きます。大阪市南港にある関西電力南港発電所衛星写真地図の煙突、南港スカイタワーと呼ばれていますが、今日は排煙が高く昇って雲になっています。普段の排煙は阪神間の空を布団で覆ったように低く溜っているのですが、寒くて風が弱いと一塊の雲になって散って行きます。


 

太陽の黒点


落日 2011.12.29 撮影:今駒清則

12月30日
 沈む太陽の写真を見ると黒点が目立ちます
SWC 黒点情報)。ここ数年間黒点が消えていたのですが、今年から来年にかけて太陽の活動が盛んになり、太陽フレアなどの影響で宇宙や地球にさまざまな影響を与えるといわれています。今年の日本は大地震の多発、そして巨大津波や台風などの歴史的大災害が続きましたが、地上の災害だけでなく天上の影響による障害にも目を向けておく必要がありそうです。


11月 2011年12月 1月