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近況 2012年2月


鳥たち 1


奈良・西ノ京・勝間田池のカモ 2012.1.7 撮影:今駒清則

2月1日
 2月になりました。間もなく立春ですが寒い風が吹いています。北国は大雪で大変ですが大阪は小雨でした。もっと冷え込んでいれば雪になったことでしょう。

 街中の小川に珍しくカモメの群れが来ました。多分ボラ子かなにか小魚の群れを狙ってのことでしょう。そこへすかさず地カラスの群れがカモメを襲撃、川の上は白と黒の乱舞。その隙に川の中へ飛び込んだのがカワウ。潜っては捕食しています。そのうちカモメもカラスもどこかへ消えて、小魚も去ったのかカワウも飛び去り、また静かな川面に戻りました。


 

鳥たち 2


街の上を群れ飛ぶカワウ 2012.2.2 撮影:今駒清則

2月2日
 相変わらず寒い日が続きます。日本海側では雪が降り続き、気象警報が出される程の豪雪のようで心配です。大阪では晴れたり曇ったりで冷たい風が吹き、気温は日中でも0度近くの低温、金剛山はもとよりめったに雪雲がかからない生駒山にも黒い雪雲が流れて行きました。明日はもっと寒いようです。

 今日は夜明け前の暗い空にカワウの群れが飛び交っていました。それだけかと思っていたら終日この市街地の上を強風にあおられながら飛んでいます。小川に降りることもありません。時にはカモメも来ましたがほとんどはカワウでした。昨日の地カラスはまったく姿を見せません。こんなことはめったに無いことです。カワウが日中を過す海の方のえさ場が、この寒気と強風で何か変わったことでもあったのでしょうか。

 寒いので用心して外出の予定を変更、デスクワークで過しました。お陰でカワウの観察が良くできました。飛んで行くのを見ていていつも思うのですが、カワウの羽ばたきはその体の大きさからするととても速く多いのです。羽ばたいては滑空、羽ばたいては滑空と飛んで行くのですが、一所懸命に羽ばたいている時のスピードはさほど速くありません。なにかちぐはぐな感じでユーモラスにも思えます。細い体で長い翼を持ち翼より先が長いので、ちょうどグライダーのような感じの鳥なのですが、そんなスマートさはあまり感じません。カワウが増えすぎて各地で問題が起きているようですが、よく見かけるだけになんとなく憎めない鳥です。


グライダー 高山市上空 2010.10.10 撮影:今駒清則


 

薄氷


里山の池の薄氷 2012.2.3 撮影:今駒清則

2月3日
 節分の日、昨夜は冷え込んで大阪でも-3度。凍るかなと思ってベランダに水を入れたトレーを置いていたですが残念ながら凍っていませんでした。日中は5度程度で晴れてまずまずのお天気。里山にある池は半分ほど薄氷が張って、木々の色の反映が氷に透けて見えています。この池は風の吹き具合で結氷する場所が変わります。夕方見ると氷は半分ぐらい残っていました。最近に無い寒い日でした。


 

鳥たち 3


カワウの群れ 2012.2.4 撮影:今駒清則

2月4日
 今日もカワウの群れが街の上を飛び回っています。どうしたのでしょう。川に降りるのでもなくただただ飛んでいるます。ひょっとすると寒い日なので水に入るのが嫌で身体を温めるために飛び廻っている?なんてことはあるでしょうか。


滑空しているカワウ 2012.2.4 撮影:今駒清則

 滑空しているカワウ。翼の端が反り上っているのが良く分ります。最近の旅客機の主翼端もこの真似をしてウイングレットがついています。翼端の乱気流発生を押さえて空気抵抗を減らすためです。


狙っているトンビ 2012.2.4 撮影:今駒清則

 この空のページェントに今日はトンビが仲間入りしました。急反転で翼が垂直になっていますが目は下に狙いをつけたままです。


 

web 白川郷ライトアップ 2012


飛騨・白川郷ライトアップ 白川村ライブカメラから 2012.2.5 17:47

2月5日
 飛騨・白川郷のライトアップ白川村ライブカメラからの写真で昨日掲載しましたが、暗くてあまり良くないので今夕に行われたライトアップの写真と入れ替えました。それに伴い記事も変更します。

 ライトアップは17時30分からなので1時間程前からライブカメラで人の動きと灯が入るのを見ていました。このライブカメラは荻町の北の小高い城山城址にあり、合掌造りが並ぶ村を一望できる所に設置してあります。17時頃から写真右の156号線辺りから中央辺りに見える和田家(重文)の手前の道を通って城山に登る人の列が続きます。ライトアップは写真上の方の民家から順次点灯されてきます。その頃になると和田家の前の道は人の流れが止まり、カメラマンで埋め尽くされて、時々フラッシュが焚かれるているのが見えます。今年は雪が多いのでライトアップも映えることでしょう。ライトアップは白川郷の民宿に泊まって撮影するのがベストですが、全国から観光バスも出ていますし、高山からタクシー観光という手もあるようです(自動車については一部通行制限がありますので白川村HPで確認下さい)。
 この後は11日、12日、18日の土、日、17:30〜19:30にライトアップが行われます。


飛騨・白川郷ライトアップ 白川村ライブカメラから 2012.2.11 19:24

(追記) 2月11日
 再び白川郷のライブカメラです。今日は祝日とあって人出は多いようです。17時30分から始まる合掌造り民家へのスポットライトだけでなく、19時になると山の上から村全体に向けて照明が始まり、また少し変わった風景になりました。ライトはこのライブカメラの左上直近から照射しているため残念なことにハレーションが起きて白くカブって見にくい画面です。19時30分のライトアップが終わる頃から雪が降り出し、20時30分の全体照射終了頃は強い雪降りになりました。気象予報ではこれからまた寒くなって雪が降り続くとのことです。


 

鳥たち 4

2月5日
 今日も相変わらずカワウが街の上を飛び回っています。ベランダに近づいて来たカワウを撮影してみました。


カワウ 2012.2.5 撮影:今駒清則


カワウ 2012.2.5 撮影:今駒清則


カワウ 2012.2.5 撮影:今駒清則


カワウ 2012.2.5 撮影:今駒清則


 

能楽写真家協会 能楽写真展 2012 開催間近


能「遊行柳」シテ・高林白牛口二 2011.4.9 撮影:今駒清則

2月9日
 今年も能楽写真家協会能楽写真展の開催が近づいてきました。期日は2012年2月16日(木)〜2月22日(水)、10時〜18時(最終日は14時まで)、会場は東京・四谷のポートレートギャラリーで、全国の能楽写真家22名が選りすぐりの舞台写真を出品します。

出品者は
池上嘉治・石田 裕・牛窓雅之・太田宏昭・亀田邦平・神田佳明・久保博義・今駒清則・杉浦賢次・鈴木 薫・瀬野匡史・瀬野雅樹・高橋 健・辻井清一郎・東條睦子・前島吉裕・松本直巳・名鏡勝朗・山口宏子・吉越 研・渡辺国茂・渡辺真也

 今年はいつもの舞台写真だけでなく、能楽入門のコーナー、また能楽名人の想い出の舞台コーナーも設けられる予定ですのでどうぞ楽しみにお出かけ下さい。私は16日、17日の午後に在廊予定です。
 出品作品は次の4点です。

  「安達原 黒頭」 梅若猶義  (観世流) 1967年 新朝日ビルホ−ル
  「遊行柳」    高林白牛口二(喜多流) 2011年 涌泉能 大江能楽堂
  「砧」      高林白牛口二(喜多流) 2010年 涌泉能 大江能楽堂
  「藤戸」     高林呻二  (喜多流) 2010年 涌泉能 大江能楽堂

 このうち「安達原 黒頭」は45年前に演じられたもので、当時としては珍しい照明能をカラーで撮影したものです。シテの梅若猶義(1911〜1972)は進取の気性に富んだ謡名人として絶大な人気がありました。
 次の3点の舞台写真は京都で「涌泉能」を主宰する高林家で、祖父・父・子と三代で舞台に立つ喜多流の舞台からの写真です。


 

日本一になる超高層ビル あべのハルカス


あべのハルカス 着工から2年1か月 200mに到達 2012.2.9 撮影:今駒清則


あべのハルカス 着工から1年8ヶ月 100mに到達 2011.9.23 撮影:今駒清則


あべのハルカス 計画前 2004.6.13 撮影:今駒清則

2月12日、日曜日
 大阪・阿倍野に日本一となる超高層ビルが建設中です。近鉄阿部野橋ターミナルビルの建替で2014年に完成予定、高さ300mに達する「あべのハルカス」です。現在は「横浜ランドマークタワー」が高さ296mで日本一ですが、それをわずかに上回るそうです。ビルには近鉄大阪阿部野橋駅、あべの近鉄百貨店、美術館、オフイス、大阪マリオット都ホテル、展望台などが予定されています。なおこの西隣にはこれも西日本一のモール、「あべのキューズモール」があり、併せて大阪市南部の活性化に貢献しそうです。
 写真は200mの高さに達した現在、100mに達した昨年、そして建設計画前の同所です。計画前の写真は同じ所の写真を探してやっと見つけました。他と同じフレームにするには少し位置が違うのとフレームが足りないのですが、比較のために掲載しました。


 

あべのキューズモール


あべのキューズモールのエスカレーター 2011.9.12 撮影:今駒清則


あべのキューズモールの主な店舗 2011.9.12 撮影:今駒清則


あべのキューズモール・ガーデンと建築中のあべのハルカス 2011.9.12 撮影:今駒清則

2月13日
 大阪・あべのに西日本一といわれるショッピングモールが昨年
(2011年)4月にオープンしました。近鉄阿部野橋駅(現在超高層の近鉄阿部野橋ターミナルビルを建築中)の西、商店や民家が密集していた金塚地区の再開発(阿倍野地区第二種市街地再開発事業)でできた「あべのキューズタウン」に、「あべのマーケットパーク キューズモール(あべのキューズモール、Q'Sモール)」と、「Via あべの Walk」がオープンしています衛星写真地図
 店舗は併せて320店舗もあるそうですが、ショッピングには興味が無いので、ただただ広いモールの通路を通りすぎただけですが、最近のモールは店舗以外にゆっくり休憩できるスペースを大きく取っていて、ここもその例に漏れずいろいろとな場所があり、写真は4階のガーデンと、向い側に建設中の「あべのハルカス」です。昨年の9月に撮影したものですから高さ100mに到達した時で、200mになった今は超広角レンズでないと入らないかもしれません。


 

冬の東海道新幹線車窓 


野洲川から雪の比良山系 (新幹線車窓) 2012.2.16 撮影:今駒清則

2月16日
 能楽写真家協会の「能楽写真展2012」初日で上京、いつものように車窓風景を楽しみます。
 近江路の雪景色を期待していたのですがあまりありませんでした。琵琶湖の向こうに比良山系の蓬莱山などが雪を頂いています。「近江八景」の「比良暮雪」といったところでしょうか。


白い伊吹山 (新幹線車窓) 2012.2.16 撮影:今駒清則

 ならば雪の多い関ヶ原付近は、と待つこと暫し、雪の伊吹山が見えたらやはり雪景色です。


ナビを見ながら多摩川を渡る (新幹線車窓) 2012.2.16 (携帯電話カメラ) 撮影:今駒清則

 富士山は雲中でまったく見えません。窓際にポータブルのナビ「Gorilla」を置くと地名や河川名などが視覚的によく分って撮影準備やメモがとり易いですね。ただトンネルから出てもなかなか現在地を表示しないのが難点です。
 
(注:写真のナビ画面は画像処理で明るくしています)


 

能楽写真家協会 能楽写真展 2012 開催中


能楽写真家協会 能楽写真展 2012 ポートレートギャラリー 2012.2.16 撮影:今駒清則

2月16日
 ポートレートギャラリー能楽写真家協会の「能楽写真展 2012」がオープンしました。22日(水)まで開催しています。ギャラリーは東京・四谷駅から5分程です。どうぞお出かけ下さい。


 

大阪芸術大学 卒業制作 2011


大阪芸術大学 卒業制作 2011 芸術情報センター 2012.2.19 (携帯電話カメラ)撮影:今駒清則

2月19日
 大阪芸術大学卒業制作展覧会・演奏会・研究論文発表を2月17日から開催しています。パイプオルガンのある芸術情報センターでは各学科の秀作展を、学内の各施設で各学科ごとの発表をしています。


大阪芸術大学 卒業制作 2011 写真学科展 2012.2.19 (携帯電話カメラ)撮影:今駒清則

 写真学科は総合体育館ギャラリーです。写真の手前左右にある作品は私のゼミ学生の作品、26日(日)までの開催です。エネルギーの溢れた作品と出会って下さい。

なお、大阪市北区天満橋1のアートコートギャラリーで、全学科の秀作をコンパクトにまとめた卒業制作展を3月11日(日)まで開催中です。


 

鳥たち 5


暁月 2012.2.20 撮影:今駒清則

2月20日
 昨日は仕事で疲れて早寝。おかげで夜明け前に目覚め、東の空を見ると有明けの月。美しく見とれました。


夜明け前のカワウ 2012.2.20 撮影:今駒清則

 夜明け前の空に相変わらずカワウが文字通り右往左往、赤くなってきた生駒山の空に飛んでいました。


 

写真家 中村吉之介氏 ご逝去


冬木立  2012.2.19 撮影:今駒清則

2月21日
 奈良在住の写真家・中村吉之介氏の訃報に接しました。名古屋からの帰りに転倒され入院、2月5日急性呼吸不全のため83歳で永眠されました。通夜・葬儀は2月7日に家族葬でなされたとご親族からのお知らせです。心からご冥福をお祈りいたします。

 新聞記者時代から写真を始め、さまざまなジャンルの写真を発表、スタジオ経営の後、「中村吉之介写真塾」を主宰し、全国各地を飛び回ってアマチュア写真家を指導され、またよく写真展を訪れられて、私どもの「水門会写真展」にも必ずお顔を見せて下さったのに誠に残念なことです。

中村吉之介 1928年生まれ、日本写真家協会(JPS)会員、日本広告写真家協会(APA)功労会員、日本写真芸術学会会員、奈良市美術家協会会員、中村吉之介写真塾 (東京・名古屋・京都・大阪・福井・高松・福岡)主宰、2012年2月5日17時10分永眠、83歳。


 

里山の樹


二つの樹  2012.2.24 (携帯電話カメラ)撮影:今駒清則

2月24日
 小雨が降った後の暖かな日です。あちこちで梅や早咲きの桜が咲いたとのニュース、少しずつ春が近づいてきました。
 里山の雑木の根元、種の落ちた場所がちょっと悪かったのでせめぎ合いになりました。


 

研究会


地下鉄の壁  2012.2.25 (携帯電話カメラ)撮影:今駒清則

2月25日
 久しぶりにJPSの関西技術研究会に出席。RAW現像アプリケーションとグラフィックモニタがテーマ。RAW現像アプリは入門編のコマンド説明で、アプリ自体はAdobe CS5にインクルーズされているCameraRawが進化しているので特にこのアプリの必要性は感じません。モニタの方はモニタ・キャリブレータの実演で、いずれも私には得ること無し。プロの研究会ならメーカーの説明だけでなく、会員が試用した研究発表などがあっていいのになあ、と思いながらそれでも終りまで参加。

 帰りに近くの富士フィルムフォトサロン大阪へ立寄った後、大阪市営地下鉄本町駅のホームに降りると、壁の一部が外されてコンクリートが剥き出し。強いメッセージなので携帯電話カメラでパチリ。直後に電車が来て一枚の撮影だけでした。


 

冬 空


エノキ 府民ホール アルティ  2012.2.26 (携帯電話カメラ)撮影:今駒清則
Feel the cold winter Enoki (hackberry), in the Kyoto ALTI.  Photo:KOMMA Kiyonori

2月26日
 京都の地下鉄・今出川駅を出ると思いがけなく冷たい空気、見えるか見えない位の雪も降っています。遠くに見える北山は雪で白くなっていて、近くでも大阪とは大違いです。

 今日は金剛定期能の撮影、能「須磨源氏」シテ種田道一、須磨に光源氏が現われて舞いを舞う物語、なかなか上演されない珍しい能です。狂言「金藤左衛門」茂山千三郎、逸平で、追い剥ぎを女性がやり込める喜劇。キリは能「百萬」シテ今井清隆、行方不明の子を探し求める母が嵯峨・清涼寺の大念仏で子に出会う物語、奈良から京への道行きや曲舞(くせまい)が見どころ、曲が良くて見どころが多く楽しいのですが演者には大変な曲でしょう。

 休憩で庭に出ると雪は止んでいますが空には雪雲、南隣りの京都府立府民ホール アルティにそびえる大エノキ(府指定天然記念物)の木立が寒さを増します。


 

三角の構成 天満のビル


天満2丁目2の三角屋根ビル  2012.2.28 撮影:今駒清則
Triangular Roof Building, Osaka Tenma.  Photo:KOMMA Kiyonori

2月28日
 大阪の天満橋から大川越しに北を見ると、川縁のサクラの上にきれいな三角屋根が見えます。このビルの前の道を歩いていてもこれになかなか気がつかないのですが、離れて見るとよく分ります。右のビルはギャラリーがある西孫ビル、中央は漬物味噌の店がある天満はせ川ビル、左はパイプオルガンを備えるプロテスタントのセブンスデー・アドベンチスト(SDA)大阪センター教会の屋根部分です
衛星写真地図。この一角を何か意識をしてデザインしたのか、偶然なのかわかりませんが他とは違った雰囲気のビルたちです。


 

第43回 日展 大阪展


ウメのつぼみ  2012.2.28 撮影:今駒清則
Buds of Ume (plum).  Photo:KOMMA Kiyonori

 


ウメ  2012.2.28 撮影:今駒清則
Ume (plum) flower began to bloom.  Photo:KOMMA Kiyonori

2月28日
 ちょっと寒い日ですが天王寺の大阪市立美術館で開催されている「第43回日展」へ。書家の方から招待券を頂いたこともあり、会場の始めが書の展示でしたので真っ先に書の会場へ。書はできないのですが見るのは大好きです。
 先日の上京時に見た東京国立博物館の特別展「北京故宮博物院200選」でも中国の書が多く出展されていて堪能したのですが、それに続いて再び多くの優れた書です。見ていると私が筆の流れに乗ってスライディングしているかのような流動感や、ビシッと締めた緊迫感、絵画のような画面構成などで作品一つ一つをいろいろ楽しめます。それに絵画、彫刻、工芸と膨大な作品群の全てを見るのは大変ですが苦にはなりません。
(3月18日まで大阪で開催、後は福岡、松江、金沢、福井へ巡回)

 午後遅くに美術館を出て近くをカメラ散歩。ウメの花が咲きかけていました。京都では蕾固しだったのですが大阪は少し暖かいのでしょう。


 

慶沢園とあべのハルカス


慶沢園の滝  2012.2.28 撮影:今駒清則
Waterfall in the Keitakuen Garden.  Photo:KOMMA Kiyonori

2月28日
 大阪市立美術館の「第43回日展」を観た後、美術館裏手の「慶沢園
衛星写真地図を散策。あいにく見どころの無い季節なのですが、庭園の北部にある高い落差の滝が水音も快く流れていました。これだけの滝が大阪市内にあるなんてあまり知られていません。もちろん人工的な滝です。


慶沢園  2012.2.28 撮影:今駒清則
The Keitakuen Garden.  Photo:KOMMA Kiyonori

 大坂の豪商・住友家邸宅が大阪市に寄贈され、住宅部分は美術館に、庭園は多少の改造をしたものの慶沢園として公開されています。造園は有名な明治の小川治兵衛です。この池畔にクロガネモチの実が鮮やかでした。


慶沢園とあべのハルカス  2012.2.28 撮影:今駒清則
The Keitakuen Garden and the ABENO HARUKAS. Photo:KOMMA Kiyonori

 困ったことに日本一の超高層ビルになる「あべのハルカス」が庭園の向こうへそびえ建つようになってしまいました。この景観を現代の借景と見るべきかどうか、意見が分れることでしょう。


1月 2012年2月 3月