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近況 2012年3月


梅ほころぶ 京都御苑


京都御苑の梅林  2012.3.3 撮影:今駒清則
Ume (plum) grove in the Kyoto Imperial Gardens. Photo:KOMMA Kiyonori

 


梅林の宵月 京都御苑  2012.3.3 撮影:今駒清則
Moon and Ume (plum), in the Kyoto Imperial Gardens. Photo:KOMMA Kiyonori

3月3日
 京都御苑(京都御所)の梅林のウメがちょっとほころび始めました。3日現在、ほとんどは蕾ですが数本のウメが咲いています。昨年より開花が遅いようです。


  

新世界界隈 大阪市


格安の飲料  2012.2.28 (携帯電話カメラ)撮影:今駒清則
Very low price drinks. Photo:KOMMA Kiyonori

3月4日
 天王寺の大阪市立美術館の帰り、すぐ西にある新世界を久しぶりに少し歩いてみました。昔と比べると全体がスマートになってきれいになっています。道端で靴の片方だけを売っていたようなことも無くなり、一見はどこにでもある賑やかな繁華街に見えますが、看板や文字のサイズが飛び抜けて大きくこれでもかといわんばかりにド派手です。衣料品の品ぞろえもここ独特です。全体が格安なのはもちろんですがヒョウ柄の婦人物が店の前にズラリ、さすが大阪です。ドヤ
(簡易宿泊所)は外国人旅行者向けのホテルに転向して小さなビルが建並ぶようになり、外国語の看板も出ていて素泊まりで千円台からあります。道に並ぶ自販機の中には写真のように飲料が全部50円、中には30円のペットボトルもありました。


  

阪神高速道路大和川線 工事中 2012 堺市


阪神高速道路 大和川線工事 堺市鉄砲町(南海本線車窓) 2012.2.28 撮影:今駒清則
Yamatogawa Line of the Hanshin Expressway under construction. Photo:KOMMA Kiyonori

 


2年前の阪神高速 大和川線工事 堺市鉄砲町(南海本線車窓) 2010.2.28 撮影:今駒清則
The same location two years ago.  Photo:KOMMA Kiyonori

3月5日
 南海本線で大和川を渡る時に阪神高速道路の新線、大和川線の工事をしているのが見えます
衛星写真地図)。大和川線西側のほとんどはトンネルとなるので上から掘って蓋をするような工事のようです。この付近は写真上部に見える青いフェンスの国道26号線と交差する「鉄砲東出入口(仮称)」「鉄砲西出入口(仮称)」が設けられる予定なので、少し大掛かりな工事になっているのでしょう。大和川線の東側部分は今年度完成、西側部分は2014年度の完成予定とのことです。完成すれば高速道路は見えなくなってしまうでしょうから工事中の写真を掲載します。詳しくは阪神高速道路のホームページをご覧下さい。


 

魚が浮いた内川 堺市


内川に浮く魚 堺市 2012.3.8 撮影:今駒清則
Uchikawa is floating dead fish. Photo : KOMMA Kiyonori

 


内川・戎橋付近 堺市  2010.3.8 撮影:今駒清則
Uchikawa of Sakai City.  Photo : KOMMA Kiyonori

3月8日
 例年川沿いの桜がきれいなので蕾の様子を見に堺市の内川へ行ってみると、川面にボラがたくさん浮いていました。内川は土居川と共に環濠のなごりを留めていて歴史好きには見どころのある所です。川面の一部が褐色になっているので赤潮の影響かと思われますが、昔と違ってきれいになった環濠の川なのにどうしたことでしょうか。


 

鳥たち 6


カワウの列  2012.3.9 撮影:今駒清則
Cormorants fly side by side. Photo : KOMMA Kiyonori

3月10日
 金剛山が少し白くなって雪が降ったようです。再び寒くなった空には相変わらずカワウやカモメがしきりに飛び交っています。早朝から群れになって海へ向かうもの、逆に陸地へ向かうもの、さまざまです。


カモメ  2012.3.10 撮影:今駒清則
Flight of Seagulls. Photo : KOMMA Kiyonori

 この辺りの少し大きい野鳥はカワウ、カモメ、アオサギ、コサギ、ダイサギ、カモなど水鳥が多く、カモメは鳥柱をつくって天高くまで昇ります。その飛んでいるカモメを望遠レンズで撮影して見ると、尾羽や風切羽が透けてとてもきれいです。長い足は隠れていてまったく見えません。高速飛行ができる優れた生態です。


 

東日本大震災 1年 怒れ!東北びと


東北の空と海へ  2012.3.11 撮影:今駒清則
I pray to the Tohoku region. Photo : KOMMA Kiyonori
3月11日、日曜日
 あの未曾有の大災害、東日本大震災から1年目。東北に向かって祈りを捧げました。
 死者15,854人、行方不明者3,155人
(10日の警視庁発表)、避難者数は34万3935人(2月23日現在復興対策本部発表)。地震と津波と放射能の三重苦を強いられる東北の人たち。

 地方行政が漏らす政府の対応の遅さ、震災直後も緊急対策そっちのけで国会で相変わらず繰り広げられた政局の争い。原発を推進してきた自民党が時局をわきまえず政府・民主党の足を引っ張る醜さ。メルトダウンしている時にメルトダウンは無いと発表し国民を欺いた厚顔の大臣。放射能で故郷を追われ人生が曲ってしまった多くの人たちに、原発を推進した政治家たちは謝罪したのでしょうか。それら政治家で放射能や津波で全てを失ったと思って全財産を震災対策に当てるような政治家はいないのでしょうか。政府も東京電力も被害の「査定」名目で賠償金の出し渋りをしていないでしょうか。

 今日一日は追悼の日、政府の追悼式典に合わせたか大阪ではその時涙雨が降りました。その追悼式典をなぜ東北でしなかったのでしょう。政府が東京にあるから、多分それだけのことでしょう。だから式典が形式的に見えてしまうのです。きっと東北の人たちの気持ちを心底考えていなかったのに違いない。そういう政府だから被災者の苦しみが続くのです。

 その追悼式を地上波テレビ局のほとんどは中継放送しました。がNHK Eテレは「ラグビー」の中継、サンテレビは「競馬中継」、テレビ東京は「赤いバラの殺人予告」、系列のテレビ大阪は「田舎に泊まろう」を放送していました。NHK EテレはNHK総合が中継していたのでよしとして、サンテレビが阪神淡路大震災以来熱心に震災・防災番組に取り組んでいたのに無視したのは不思議なことです。
 特に昨年の大地震発生時には各局が定時番組やCMを瞬時に止めてあの大災害の中継に切り替えたのに、テレビ東京とテレビ大阪だけは定時番組を流し続けました。日経新聞の系列であるのに一年経ってもまだ無神経な体質の媒体のようです。

 忍耐強いと言われる東北の人たち、もう耐えないで全国の人たちに向けて怒りをもっと伝えてくれないでしょうか。全国の国民が共感すればきっとこの国の政治が変わるのではないかと思います。


 

繰返された学童の悲劇 (7) 擁護璽


擁護璽 堺市 2007.12.24 撮影:今駒清則
"YOGOJI" Monument to the tsunami. Photo : KOMMA Kiyonori

 


擁護璽の碑文(部分)  2007.12.24 撮影:今駒清則
"YOGOJI" Part of the monument inscription.  Photo : KOMMA Kiyonori

3月12日
 東日本大震災の大津波災害状況を受けて、大阪では津波想定の最大を今までの2倍になる6.9mに見直されました。これは大阪市の上町台地(大阪城から四天王寺に至る丘陵)を除いて、大阪市街は完全に浸水し水没、東は生駒山山麓まで浸水、西は尼崎、西宮などから六甲山麓まで浸水すると想定されています。
(具体的には水面上昇した場合の浸水地域を地図上で確認できる Flood Maps でご覧下さい。)

 大阪では今までも高潮や津波で幾度も浸水しているので防潮堤などがかなり整っています。しかしこの最大想定6.9mの津波では何の役にも立ちません。とにかく大地震が起きたら高い所(市街地では建物の4階以上)へいち早く避難することです。

 大阪を襲った津波には、近世では宝永地震津波(1707年)、「稲むらの火」の逸話で知られる安政南海地震津波(1854年)などがあります。安政元年(嘉永7年)は地震続きの年で、6月14日の伊賀上野地震と、11月4日の東海地震に引続いて翌5日に南海地震が起き、これが津波を引き起こしました。近くでは1944年の東南海地震と1946年に南海地震があります。東海から南海まで引続いて起きる大地震が100年前後の間をおいて起きていることから、近年は警戒が必要になってきました。

 この安政南海地震津波については、大阪では2ヶ所にその被害状況と警告を標している石碑が知られています。
一つは大阪市大正橋東詰に建つ「大地震両川口津波記」碑
(大阪市大正区「防災に関する情報」から「大正橋の津波碑〈大地震両川口津波記〉(pdf)」をご覧下さい)で、もう一つは堺市大浜公園に建つ「擁護璽(ようごじ)」碑です。

 堺の「擁護璽」は地震翌年の安政2年7月に建てられ、碑文は津波被害の様子、津波の時は船に乗らないようにとの警告、神社に避難して助かったことへの感謝と、賜った璽を石に刻んで残した碑です。津波の状況と碑文の解釈については長尾武氏の「堺市・『擁護璽』、神から賜った璽(おしで)(pdf) 」が詳しく、堺の三つの神社のお陰で難を逃れた印として建てられた経緯がわかります。全体が低地の堺では大道筋(紀州街道)と、それに交差する大小路がわずかな丘の稜線にある道となっていて、碑文中の三つの神社の三村宮(開口神社)、天満宮(菅原神社)、神明神社(明治末に菅原神社に合祀)は大道筋に沿ってあり、堺環濠内では最も高所となります。一方寺院は江戸期の都市計画により、環濠に沿って建てられていたので津波や高潮の水害を受けやすく、避難場所としては適していなかったので神社へ避難するしかなかったとも言えるでしょう。

 ただ次に襲うかも知れない大津波では堺環濠内では前出神社(標高は菅原神社 5.2m、開口神社 4.8m)付近と、大道と大小路の辻付近(5.5m)は辛うじて浸水を免れるかも知れませんが、それ以外のほとんどは浸水すると予想されます。そうなると浸水線は古代の海岸線と符合し、近くでは住吉大社が海際に、そして浅香浦が出現するような状況となるのではないでしょうか。

 (なお堺市では最近に津波が従来想定の2倍になると仮定した「津波避難対策」を発表しました。それによると「津波浸水想定区域は発生頻度は極めて低いものの、じん大な被害をもたらす最大クラスの津波を想定」とした「暫定版・津波警戒マップ (pdf)」では、堺環濠内は完全に浸水、もちろん隣接するより低地の七道地区、三宝地区、湊地区なども完全浸水する想定で、浅香山、三国ケ丘から上野芝方面の東部丘陵への避難を勧めています。 2012年6月20日 追記

 東日本では過去の津波を伝える石碑のほぼ半数が今回の大津波で倒されたり所在不明になっているとの報道がありました。これらの石碑の多くは津波の最高到達地点に建てられているのが多いと思われ、今回の大津波の威力がそれだけ凄まじいものであったことがわかります。これは過去の津波記念石碑の位置は参考にはなりますが、今度の大津波で安全圏を示しているものでは無く、想像を絶する意外な大津波があることを教えてくれました。

 なお「擁護璽」は当初御陰山に建てた(長尾武氏)が、堀川を埋め戻す時に削平したため山頂から移転し、現在では大浜公園内の蘇鉄山の東麓にあり、安政南海地震津波の最高到達地点を示しているものではありません。


 

金星と木星が接近


金星と木星が接近  2012.3.15 19:38 撮影:今駒清則
Venus and Jupiter close proximity. Photo : KOMMA Kiyonori

3月15日
 夕刻から西の空に輝く二つの星。金星と木星が接近しているからです。明るく大きい方が金星、まだしばらく見ることができます。星が沈むころに地上の風景と合わせると良いのですが、あいにく風邪気味で夜間の外出は控えているのでベランダから星だけ撮影、白い光二つだけでは面白くないのでレンズの前に紗のフィルターをかけて光芒を出してみました。次の機会は来年の5月末頃です。


 

久しぶりの飛行船


飛行船 スヌーピーJ号 大阪市上空  2012.3.15 撮影:今駒清則
Airship fly over Osaka city. Photo : KOMMA Kiyonori

3月16日
 飛行船が久しぶりに大阪の空に姿を見せました。飛行船「スヌーピーJ号」です。以前よく飛行していた「ツェッペリンNT号」より小さい飛行船です。「ツェッペリンNT号」は日本飛行船が運行していましたが、残念なことに2010年に破産し飛行船は解体されました(ただしフレームはドイツへ渡りまた飛行船として復活するようです)。

 この飛行船「スヌーピーJ号」は小さいためか、飛行特性が違うのか前部をクイッと下げて高度を変えるようで写真はその瞬間。カメラが傾いている訳ではありません。いま暫く関西上空を飛ぶ予定ですが詳しくは次をご覧下さい。

 メットライフ アリコ 飛行船「スヌーピーJ号」

 「飛行船どこ」


 

鳥たち 7


屋上のカワウたち  2012.3.18 撮影:今駒清則
Cormorant rest on the roof.  Photo : KOMMA Kiyonori

3月18日、日曜日
 夜明け前からカワウが飛び交っています。カモメ、アオサギも飛んでいますが圧倒的にカワウが多く、街の中の小川に来たボラ子の群れを捕食しているようです。そしてビルやマンションの屋上で休息。写真はあちこち探して撮影したのではなくカメラを左右に振っただけのもの。いわばパノラマの写真を画面の都合で縦に並べたようなものです。いかに多くのカワウが来ているか分りますね。今日も街に来たけど日曜日なのでお休み、と言うわけでなくこの季節の風景です。お蔭でこの建物の廻りは白いフンが。ちょっと度が過ぎているようです。


 

アーカイブ 京 > 北野天満宮のウメ


北野天満宮のウメ  1970 撮影:今駒清則
Ume (plum) in The Kitano Shrine. Photo : KOMMA Kiyonori

 学問の神様として有名な「北野の天神さま」は早春から梅苑を始め境内一円に梅花が咲き誇ります。


 

花 束


謝恩会で頂いた花束  2012.3.23 (携帯電話カメラ)撮影:今駒清則
Bouquet received in the Graduation Party. Photo : KOMMA Kiyonori

 3月23日
 昨日は大学の卒業式があり、私のゼミからも最後の学生が無事に社会へ船出しました。教育と関わっている中で最も嬉しい時の一つです。最後の、と言うのは私が定年により今月一杯で大学を退職するので、受け持った最後の学生という訳なのです。今までに私のゼミから卒業していった学生は何人になるのか、数えていないのですが年賀状やメールでその後の活動を伝えてくれる人も多く、彼らが職業に関わらず社会に役立つ人であって欲しいと願っています。

 その後ホテルで開かれた謝恩会では多くの学生たちから退職を祝福して頂きました。そこで花束と思いを込めた一言を記した色紙を頂いたのが何よりも嬉しいことでした。他からも何かと退職のお祝いを頂いたのですが、学生のために長年仕事をしてきたので、学生から感謝され祝福して頂いた花束や言葉がやはり最も嬉しく、かけがえのないものを頂きました。ここで改めてお礼を申しあげます。


 

金星、月、木星が並んだ


金星、月、木星が並ぶ  2012.3.26 撮影:今駒清則
Venus, Moon, Jupiter lined up on a straight line. Photo : KOMMA Kiyonori

3月26日
 夕空に星たちが一直線状に並んでいました。上から明るく輝く金星、地球照の三日月、沈みかかって黄色くなった木星で、しばらく見とれてしまった光景でした。


 

鳥たち 8


春霞の空に舞うカワウ  2012.3.29 撮影:今駒清則
A flock of cormorants flying in the sky of spring haze. Photo : KOMMA Kiyonori

 


カワウの飛翔  2012.3.29 撮影:今駒清則
Cormorants flying. Photo : KOMMA Kiyonori

3月29日
 夜明け前から遠くが霞み一気に春めいてきました。カワウたちは相変わらず飛び回っています。


 

 強風の都内


強風の恵比寿ガーデンプレイス  2012.3.30 (携帯電話カメラ)撮影:今駒清則
A strong wind blows open terrace. Photo : KOMMA Kiyonori

3月30日
 上野の国立科学博物館で開催されている「インカ帝国展」と、東京都写真美術館の「幻のモダニスト写真家堀野正雄の世界」「フェリーチェ・ベアトの東洋」「ロベール・ドアノー写真展」を見て廻りました。

 平日なのに「インカ帝国展」は入場に列を作っていたので躊躇したのですが結局強風の寒空に並び、会場内も3列の後から覗き見る程の混雑。1月の東京国立博物館「北京故宮博物院200選」の時も入場に並びはしなかったものの、やはり前列で見ることができない混雑で、知的好奇心の強い東京人には感服しましたが、「インカ帝国展」にこれ程とは予想外でした。内容はやや見せ物的なので、江戸時代に浅草辺りの見せ物小屋にいち早く押しかけた「物見高い江戸っ子」の気風はいまだ続いているのでしょう。隣りの東京国立博物館の「ボストン美術館 日本美術の至宝」展は巡回して来るので今回はパス。

 東京都写真美術館は「フェリーチェ・ベアトの東洋」のオリジナルプリントがお目当て、大判の写真の高精細さによる描写は江戸末期の息吹を良く伝えていて見終えるのに時間をとりました。

 東京都写真美術館のある恵比寿ガーデンプレイスには恵比寿ガーデンプレイスタワーの高層ビルがあるので、強風に加えてビル風で歩行困難なほど。オープンカフェのイスもたまらず倒れていました。


  

鉄道博物館


蒸気機関車 D51 運転室下部  2012.3.31 撮影:今駒清則
Under the cab of a steam locomotive D51. Photo : KOMMA Kiyonori

3月31日
 大宮駅の近くに鉄道博物館があり、前から行ってみたいと思っていたので朝から行ってみました。大宮駅から埼玉新都市交通ニューシャトルの一駅目で鉄道博物館に直結する鉄道博物館駅があるのですが、話によると大宮駅から歩いて行くと途中にもいろいろ展示してあるようなので寒空でしたが歩いてみました。その展示の中に誰でも知っている蒸気機関車 D51があり、その堂々とした姿に見とれたことでした。1950年代、小学生の頃の毎夏休みは三島市で過すために東海道線の汽車に乗って行ったことを思い出し、煤煙の匂いも甦ってきました。


鉄道博物館のヒストリーゾーン  2012.3.31 (パノラマ撮影)撮影:今駒清則
History zone in The Railway Museum. Photo : KOMMA Kiyonori

 鉄道博物館の中心になるヒストリーゾーンには歴史的な車両や台車、各種機器などが所狭しと展示されています。御料車以外は自由に乗降できるので、時間をとって座席に座りゆっくりしてみたいものです。


蒸気機関車 辨慶号 鉄道博物館  2012.3.31 撮影:今駒清則
"Benkei-go" The Steam Locomotive. Photo : KOMMA Kiyonori

 古い機関車の中に「辨慶号」がありました。話に聞いていただけなので初見です。「7100形式蒸気機関車 車号7101」(1880年製造)」と言うそうです。北海道で走っていたのですが1923年に東京へ送られ、1940年に復元修復、鉄道記念物として動態保存されています。


鉄道博物館のてっぱくひろば  2012.3.31 撮影:今駒清則
"Teppaku Hiroba" zone in The Railway Museum. Photo : KOMMA Kiyonori

 春休みの土曜日とあって子ども連れで一杯です。屋外にある「てっぱくひろば」では、車内で食事ができるランチトレインの「特急さざなみ」(左)、「特急あずさ」(右)の前を子どもたちを乗せた5インチ線路の新幹線が走り、その上を東北・上越新幹線が走り抜けていました。


埼玉新都市交通ニューシャトル1010系と上越新幹線 E1系  2012.3.31 撮影:今駒清則
1010 of Saitama New Urban Transit New Shuttle train &
E1 of the Joetsu Shinkansen train. Photo : KOMMA Kiyonori

 鉄道博物館にはほかにパークゾーン、コレクションゾーン、ラーニングゾーンなどいろいろと鉄道の知識を学べるところがありますが、詳しくは鉄道博物館のホームページをご覧下さい。
 また2階や屋上のパノラマデッキからはすぐ横を走り抜けるJR高崎線、東北・上越新幹線、埼玉新都市交通ニューシャトルのいろいろな電車が良く見えます。鉄道ファンにはたまらない所でしょう。そこでにわか鉄道ファンとしてはここで鉄道写真を一枚、埼玉新都市交通ニューシャトル1010系と上越新幹線 E1系のツーショット、E1系は新幹線では珍しい2階建新幹線車両、この両方とも引退間近と言われていますので貴重な写真になる?かも知れません。
 お昼になったので鉄道博物館で駅ソバでも食べようと所在を尋ねたら「ここにはありません」と軽く一蹴されました。山手線の駅ソバまで我慢です。


 

2月 2012年3月 4月