このサイトにあるすべての写真と文には著作権や肖像権があります。無断転載をお断りします。   写真家 今駒清則のお知らせページ HOME

近況 2017年2月


 

お漏らし雲


お漏らし雲 2017.2.2  撮影:今駒清則
Leaking cloud. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月2日
 昨日は一時小雨が降り寒い日でしたが今日は晴れ、暦の上での春近くなので少しましなようですが、南の空には時々黒い雲、ちょっとお漏らし気味の雨雲でした。

 


 

日本写真芸術学会 関西支部 写真研究会のお知らせ

2017年2月4日
 日本写真芸術学会の写真研究会の案内が参りましたのでお知らせします。興味をお持ちになられましたらどうぞご参加ください。

 

 

日本写真芸術学会 関西支部 第2回 写真研究会

 

「テグフォトビエンナーレ2016」報告
芸術監督の経験を通して写真祭を考える

 

 中国や韓国など、東アジア各国と関西のつながりは深く、地理的に近いだけではなく、人の交流も盛んです。昨秋、韓国で開催された国際写真祭「テグフォトビエンナーレ2016」(大邱広域市主催)は10周年を迎え、日本人初の芸術監督に、本学会の吉川直哉理事が任命されました。本年度より発足した関西支部の第2回研究会は、「テグフォトビエンナーレ2016」の報告を中心に、芸術監督の経験を通して、写真祭や芸術祭の魅力や可能性について考えます。ぜひご参加ください。

報告者:吉川直哉(日本写真芸術学会理事)
司 会:中山博喜(日本写真芸術学会会員、京都造形芸術大学)

日時:平成29(2017)年3月4日(土)18時〜20時

会場:ビジュアルアーツ専門学校大阪
  VD1校舎(新館) 4階4A教室
大阪市北区曽根崎新地2-5-23

会場へのアクセス

参加無料(事前申込み不要) 17時30分開場
会場への電話でのお問い合わせはご遠慮下さい

 問合せは

日本写真芸術学会

176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1 日本大学芸術学部写真学科内 TEL 03-5995-8858 / FAX 03-5995-4721

 


 

ハシブトカラス


ハシブトカラス 2017.2.4  撮影:今駒清則
Jungle Crow. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月4日
 向いにカラスが留まってキョロキョロしていました。大抵はペアで飛んでいたり、離れて留まっていてもペアと分る動きをするものですが、このカラスはどうもそうではないようです。
 以前カラスが手袋をくわえて飛び上り、その手袋を落としてはまたくわえて飛び上る、という遊び?をしているのを見ましたが、このカラスはなにか待っているのか、探しているのか、長い時間留まっていました。

 


 

お天気は下り坂


金剛山の空 2017.2.8  撮影:今駒清則
Sky of Mt.Kongo. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月8日
 天気予報は明日から雪降り、そして寒波襲来と伝えていますが今のところは穏やかな日です。
 米新大統領の保護主義政策で日本も欧州も振り回されています。米国の仮面の下が見えてきたようです。

 


 

明日は記録的寒波?


コンビナートの煙 2017.2.9  撮影:今駒清則
Smoke emitted by the petrochemical complex. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月9日
 今日は雪降りの予報だったのでそのつもりでいろいろと段取りしていたのですが、気温が少し高く雨降りの一日でした。午後遅くには晴れてきて本当に雪が降るのかと思う程。夜はまだ晴れているものの次第に冷たい風になり、明日の予報は各地に雪降り。大阪でも記録的な雪になりそうです。

気象庁の気象情報
 「平成29年2月9日19時45分発表 注意報:大阪府では、風雪や大雪、高波、落雷に注意してください。」

 


 

雪雲 流れる


雪を降らす雲 2017.2.10  撮影:今駒清則
Clouds to snow. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月10日
 天気予報に相違して朝から青空、大雪は日本海側に留まっていて大阪までは来ないようです。それでも時々雪雲が流れ来て数分間の雪舞いを見せます。

 


冠雪の和泉葛城山系 鍋谷峠付近 2017.2.10  撮影:今駒清則
Mt.Izumi-Katsuragi system of snowy scenery. Photo : KOMMA Kiyonori

 山沿いに雪雲が通り、雲が去ると雪化粧した山肌が輝きました。

 


雪を降らす 2017.2.10  撮影:今駒清則
Scatter the snow. Photo : KOMMA Kiyonori

 上空の気流が相当に乱れているようで、さまざまな形の雲が次々と現われます。

 


あべのハルカス上空 2017.2.10  撮影:今駒清則
Rain clouds over the Abeno-Harukasu, Osaka city. Photo : KOMMA Kiyonori

 大阪市街にも時々雪雲が流れて来ます。京都、奈良の市街をライブカメラで見ると、屋根がうっすらと白くなっている程度でした。

 


夕日に映える雪雲 2017.2.10  撮影:今駒清則
Snow clouds in the sunset. Photo : KOMMA Kiyonori

 下から上へ、上から下へと気流が流れているようで、雲が立ってきました。

 


紅の冠雪金剛山 2017.2.10  撮影:今駒清則
Mt. Congo that colors red. Photo : KOMMA Kiyonori

 夕方には雪雲は去り、遠くに見える金剛山が紅に染まりました。

 


 

上原 和先生 旅立つ


常書鴻氏と上原和氏 中国・敦煌文物研究所にて 1979.4.19  撮影:今駒清則
Chag Shuhong & Kazu Uehara, Dunhuang Institute of Cultural Relics. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月10日
 美術史家の上原和先生が2月9日に逝去されたとの報を受けました、92歳。2015年6月18日に新宿御苑のギャラリーで私たちが開催した「能楽写真家協会・能楽写真展」に雨の日なのにお出でいただき、お目にかかったのが最後になりました。少し足が弱られておられたのにお一人で来られ、会場で写真をご覧になられて随分喜ばれたのが印象に残っています。
 先生は聖徳太子と法隆寺研究で知られ、1975年の名著「斑鳩の白い道の上に 聖徳太子論」(朝日新聞社)で聖徳太子を生き生きと描き、古代美術の研究から中国仏教美術にもその源を求め、1979年の早くに中国・敦煌莫高窟を訪れ、その後十数度にわたって敦煌を訪れ研究交流されました。
 その1979年は敦煌莫高窟が外国人に開放された年で、開放最初期の敦煌へは美術研究家や宗教家の錚々たる大家で構成された訪中団で訪れ(そこへ私もその中に臆面もなく入れていただきました)、当時敦煌まではまだ航路が無く鉄道で向い、莫高窟の見学と撮影は敦煌文物研究所(現・敦煌研究院)の常書鴻所長(1904-1994)の特別なお計らいにより3日間の詳細な見学が可能となり、また常書鴻先生ご夫妻とも敦煌文物研究所で懇談が叶いました。
 写真はその時の常書鴻所長と上原先生で、上原先生は当時55歳。上原先生のご業績を讚え安らかなお眠りをお祈りいたします。

 


 

今日の雪雲


赤い雪雲 2017.2.11  撮影:今駒清則
Red snow cloud. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月11日
 建国記念の日、祝日ですが近辺では何事もない祝日です。
 大雪の予報はまだまだ続いていて、鳥取を始めとした山陰地方など日本海側は記録的な大雪の様子。大阪では今日も青空が見える空ですが、気温が低く冷たい風が吹きました。昨日のようにいろいろな雲が往来し、たまに雨がこぼれた一日でした。

気象庁の気象情報
 「平成29年2月11日21時12分発表 注意報:大阪府では、12日明け方まで大雪に注意してください。」

 


 

寒気続く


ポッカリ雲 2017.2.12  撮影:今駒清則
Lightly floating clouds. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月12日
 寒気はまだ居座っているようで寒い日が続きますが、青空が見える空に今日もいろいろな雲が往来します。

 


雲に包まれた金剛山 2017.2.12  撮影:今駒清則
Mt.Kongo covered with clouds. Photo : KOMMA Kiyonori

 金剛山は時々雪雲に覆われますが、今日は雲がそのままの山の形になっていたのが面白かったですね。

 


月明の金剛山 2017.2.12  撮影:今駒清則
Mt.Kongo of the Moonlight. Photo : KOMMA Kiyonori

 昨日が満月で今晩は十六夜(いざよい)、丸く明るく輝いています。雪を冠いた金剛山が月光でかすかに見えました。高感度デジタル撮影ではご覧のようにクッキリと写り肉眼以上です。山頂近くの国見城跡展望台の灯がポツンと光っているのが印象的でした。

 


 

ポリマの恒星食


月と木星とスピカ 2017.2.14 23:23  撮影:今駒清則
Moon and Jupiter and Spica. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月15日
 昨夜遅くに月がおとめ座の3等星ポリマを隠す恒星食がありました。雲が多かった大阪の空、雲の切れ間に月齢18の月と、下に木星とスピカが輝いていました。また左上には月暈で雲が少し虹色になっています。

 


月から現われたポリマ 2017.2.15 01:07  撮影:今駒清則
Porrima that appeared beyond the moon. Photo : KOMMA Kiyonori

 昨夜の恒星食とはポリマが月の左下へ隠れ、その後に月の右上の影から出現する現象です。出現する時刻があいにく雲が厚く、雲が薄くなるまで待って撮影したのでポリマが月から少し離れた時でした。ポリマは連星なのですがこの写真では一つの光でしか写っていません。また空がムラになっていますが薄雲を透かして撮影したため、雲の厚みがムラになりました。

 


 

一才桜の蕾


一才桜の蕾 2017.2.16  撮影:今駒清則
Cherry bud. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月16日
 2月9日頃から約1週間続いた寒気がやっと去って暖かい日になりました。九州北部と山口県で「春一番」が吹いたとの報道。ちょっと春に近づいたかな、と娘がプレゼントしてくれた一才桜をみると蕾が春を待っていました。

 


 

春夕焼


春夕焼 2017.2.16  撮影:今駒清則
Spring Sunset. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月16日
 暖かい日の夕焼は夏の強烈な夕焼と違ってやさしい色合いです。

 


 

テレビ中継


雨雲 2017.2.17  撮影:今駒清則
Rain cloud. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月17日
 一週間ぶりの雨、小雨が降り続きました。今日は関東、北陸、四国、九州方面に「春一番」が吹いたと気象台が発表。大阪はまだですが暖かい日でした。

 テレビがスイス・サンモリッツでの「アルペン世界大会2017」の「大回転」をライブ中継、座っていては見ておれません。超人的な滑走はとても美しくそれで釘付け。
 以前カナダのレイクルイーズ・スキー場で、ワールドカップの女子ダウンヒルコースが偶然ですが開いていて(いつもはクローズされているのですが)、滑ってみましたが超固いバーンでとても歯が立たず、途中でコースから出てしまいました。あのようなコースを飛ばせるのですから羨しいことこの上もありません。
 まだまだこれからもテレビ中継が続くので、仕事に支障が出ないかと心配です。

 


 

晴れた空に


飛行機雲 2017.2.19  撮影:今駒清則
Aerial cloud. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月19日
 暖かい日です。朝から雲一つ無い青空に往来した飛行機の航跡だけが空の飾りです。

 


沈む太陽 2017.2.19  撮影:今駒清則
Sunset. Photo : KOMMA Kiyonori

 沈む太陽もクリア、しかし飛行機雲の出現といい、太陽の下の大気が乱れているのも気象条件が悪化する兆しです。明日は低気圧のために荒れ模様になりそうです。

 


 

大荒れの日


雨の駐車場 2017.2.20  撮影:今駒清則
Parking on rainy day. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月20日
 低気圧の接近でお昼頃の数時間、猛烈な風が吹きました。台風と変わりません。ベランダの植物などは昨夜に風裏へ移動させてあるのですが、それでも心配で時々様子を見に行きます。

 


雨の日の夕焼け 2017.2.20  撮影:今駒清則
Sunset sky on rainy day. Photo : KOMMA Kiyonori

 夕方には雨も止み、西の空に少しだけ夕焼けが広がり、穏やかな夜を迎えました。

 


雨の日の空


雨の和泉葛城山系 2017.2.23  撮影:今駒清則
Mt.Izumikatsuragi system on rainy day. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月23日
 一日おきに晴の日、雨の日を繰返しています。20日に「春一番」の風が吹き、季節は確実に春に向かっています。
 今日は朝から雨の日、遠くの和泉葛城山系は雨雲に包まれています。

 


低い雲 和泉葛城山系 2017.2.23  撮影:今駒清則
Low clouds, Mt.Izumikatsuragi system. Photo : KOMMA Kiyonori

 この和泉葛城山系の山並みの風景は、残念なことに今年いっぱいで見られなくなります。マンションが新築され、この風景を塞いでしまうからです。それまでにできるだけ撮影しておこうと思っています。

 


夕焼け雲 2017.2.23  撮影:今駒清則
Cloud of sunset. Photo : KOMMA Kiyonori

 雲の底を照す夕焼け、雲だけでも魅力的な光影が続き、膨大な数の撮影をしてしまいました。自然は偉大です。

 


ながら運転


スマホのながら運転 2017.2.24  撮影:今駒清則
Drive while watching smartphone. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月24日
 今日脅威に感じた社会現象がありました。時間待ちで、なにげなく通行している自動車を見ていて気がついたのですが、相当数の運転者がスマホを操作したり、携帯電話をして運転していました。正確にカウントしたわけではありませんが、20台に1台か、10台に1台といった凄い割合です。そこに目を移している間は前方を見ていないわけですから、事故が起きて当然です。最近の報道に「歩道事故」「追突事故」「はみ出し衝突事故」などが多いのは、この実態から「わき見運転」が原因ではないかと推測しています。
 啓蒙がされていても「自分は大丈夫」と思ってしているのでしょうが、事故が起きれば相手だけでなく自分も不幸になります。こうした運転者は分っていてしているのですから、飲酒運転と同様な厳罰で対処し、もっとモラルを高める工夫が必要でしょう。また歩行者も「自動車は止まるもの」と信用しないで、「あの車、もしかしたら」と考えて自衛しなければならない時代になったようです。

 


 

すじ雲


すじ雲 2017.2.24  撮影:今駒清則
Cirrus cloud. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月24日
 曇りの日ですが空は時々青空が見えます。今日は数カ所を訪ねる日、忙しいのです。

 


 

京都御苑の梅林 2017


京都御苑の梅林 2017.2.26  撮影:今駒清則
Ume (plum) grove in the Kyoto Imperial Gardens. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月26日
 今年の京都御苑の梅林は昨年より開花が遅れていて、数本が咲いているばかりでした。もう一週間程で満開になることでしょう。

 


 

金剛能楽堂の庭 2月


ヤツデ 金剛能楽堂庭 2017.2.26  撮影:今駒清則
Japanese Aralia, Kongo Noh Theater garden. Photo : KOMMA Kiyonori

2017年2月26日
 2月の金剛定期能は能「西王母」シテ金剛龍謹師、面は金剛家の名物面、是閑作の「増女」、めきめき力をつけてきた龍謹師と面も西王母に似合うもの。狂言は「伯母ヶ酒」茂山家の丸石やすし師、網谷正美師の熱演。そして能は「弱法師」シテ種田道一師で、面は大宮大和作の「弱法師」、梅花が散りかかる四天王寺での物語。時節柄の「桃」と「梅」が物語に絡みます。

 金剛能楽堂の庭はまだ冬景色。ヤツデが実をつけていました。

 


アセビ 金剛能楽堂庭 2017.2.26  撮影:今駒清則
Japanese andromeda, Kongo Noh Theater garden. Photo : KOMMA Kiyonori

 池の手前にあるアセビはつぼ形の花を房状につけて咲きだしました。

 


1月 2017年2月 3月