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東大寺二月堂 修二会 行法 |
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2月 | 20日 | 21日 | 22日 | 23日 | 24日 | 25日 | 26日 | 27日 | 28日 | |||||
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3月 | 1日 | 2日 | 3日 | 4日 | 5日 | 6日 | 7日 | 8日 | 9日 | 10日 | 11日 | 12日 | 13日 | 14日 | 15日 |
3月5日は実忠忌法要が初夜法要の前に勤められます。実忠和尚はこの修二会の創始者で809(大同4)年2月5日の法要中に姿を消したと伝えられていて、それにちなんでこの日に供養をします。 この実忠忌法要の後の初夜法要は「引き上げ」となり略式で勤められます。過去帳は初夜法要の途中で読み上げます。過去帳を読み上げるのは上七日は5日、下七日は12日になっています。
過去帳は聖武天皇以来東大寺に縁のある貴人、僧侶、施主らが記されていて、この読み上げで有名なのは「青衣女人(しょうえのにょにん)」です。読み役はこの名の時に一息間を入れて寂しいような調子で読み上げます。局で聴聞の参拝者もこれを今か今かと待ち、息を呑んで聴き入ります。 この伝説を元にした新作能「青衣女人」が土岐善麿の手で作られ、喜多実が1943(昭和18)年に二月堂で演じたそうです。勿論この時を私は見ていませんが、1970年頃に東京の喜多能楽堂で喜多実が演じた「青衣女人」は撮影しています。 もう0時を過ぎ、いつもより遅くに半夜法要を勤め、「走り」の準備をします。「走り」は内陣を音もなく駆け廻る行道の一方法です。通常半夜の後は「法華懺法(ほっけせんぼう)」と本手水(ほんちょうず、休憩のこと)があるのですが、「走り」がある日は本手水はしません。これは7日までと12日から14日の間にも勤められます。
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